18日に熊本県の熊本県立美術館にて、学芸員研修「展示グラフィックと集客ツール」の研修を行いました。ミュージアムの学芸員の本当に役立つ研修を行うために、九州産業大学の緒方教授のセッティングで行われているものです。今回は3回目。熊本です。
九州は大雨でしたが、その中を遠くは鹿児島からわざわざやってきてくれた方もいらっしゃって、感激です。朝10時から夕方5時まで、ミュージアムの集客できるチラシの作り方、展示解説パネルのわかりやすいデザイン。文字組や書体、色温度や証明とパネルの見え方や、デザインの基礎知識、デザイナーに発注するときのポイント等、盛りだくさんのお話です。きっと受講生は頭がパンクしてしまうと思うのですが、必ず、そしてすぐに役立つ、明日から実行できる、実践的な内容なので、皆さん、一生懸命に研修に参加されていました。
中でもこの研修で大切なポイントは、他の館の学芸員さんたちと交流できるという事です。悩みや、他の館ではどのようなやり方をしているのか、など情報交換をしつつ、お互いに学び合う事ができるのです。これはとても貴重な体験です。
そして、各自が持ち寄ったチラシをお互いに評価し合うことにより、客観的に自館のツールを省みる事ができ、どのように修正していけば良いのか、どんなポイントで次回作成すればよいのかが、ばっちりわかる研修になっています。
熊本県立美術館のご好意で、企画展示も入場料フリーで閲覧させていただきました。ものすごく広くて立派な美術館でした。
研修が終わったあとは、緒方先生と熊本の地酒と馬肉を堪能しました!めちゃめちゃすばらしい地元のお店。先生のこれからの日本のミュージアムについて貴重なご意見、熱いお話を賜り、僕の頭もパンク状態でした。本当にすばらしい機会を頂いた緒方先生と受講生の学芸員の方々に感謝いたします。
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