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女性起業家のアントレーヌ☆コンテスト開催

武蔵小山創業支援センター主催の女性起業家のコンテスト「羽ばたけ☆アントレーヌコンテスト」のアドバイザーと審査員を努めました。

昨日は手づくり・オリジナル商品で起業する10人の女性が出展、販売を行うイベント。来場してくださった一般のお客様にアンケートを書いて頂き、お店のディスプレイ、販促ツール、接客などを審査してもらうイベントでした。6時間のイベント開催の間に一般の来場者が150人もいらっしゃったとか。大盛況でした。

およそひと月前から僕の販促セミナーや中小企業診断士の岡田憲政さんのディスプレイのセミナーを受けたり、個別に面談して、ビジネスに関してのご相談を受けたりして、昨日はその集大成の実践販売イベントでした。

皆さんの手作りの商品も素晴らしかったし、ディスプレイも非常に凝っていて力作ぞろいでした。販促ツールも頑張ってましたね。
hansoku
omise
自分で商品の企画から仕入れや製造まで手がけ、それを接客販売するところまで全部体験できる、なかなかやりがいのあるイベントですね。

起業しようと思う方は何をどうやっていいのか、手探り状態なわけです。そこで、このように最初から最後の販売までを専門家のアドバイスをもらいながらいわばシミュレーションしてみる事は自信にもなるし、課題も発見できる良い機会だと思います。

コンテストなので、入賞した人も賞から漏れた人もいるわけですが、一喜一憂しないで皆さん頑張って欲しいです。

実際のビジネスは大海原に小さな船で漕ぎ出すようなもの。大波もかぶるし、競合の船も星の数ほどあるし、でかい船もあれば海賊のような腹黒い船もある。お魚はどこにいるかわからないし、思ったように釣れません。現在の日本付近は毎日波が高く不安定な天気だし厳しい状況です。

コンテストはたとえてみればプールの中に船を浮かべてお魚を釣るようなものです。

しかし、プールを使って訓練してから海に出た人のほうが恵まれています。たいていは見よう見まねで「魚の釣り方」の本を読んだだけで海に出るのですぐに転覆してしまう。

だから今回このイベントにチャレンジしようと思った女性起業家の皆さんは他の人よりも格段に有利なポジションに立ているわけです。

起業するときは積極的にチャレンジして小さな失敗を早いうちに経験すること。そのためには考えてばかりいないですぐに行動することが肝心です。ただし闇雲に行動せずに、たくさん勉強することも必要です。やることはてんこ盛りです。

これから最後の個別面談がありますが10人の女性起業家さん一人ひとりが成功するよう祈るような気持ちでアドバイスさせてもらいます。
しかし1人50分の相談時間では言いたいことの半分も言えないんだよなあ…。それがちょっと心残りです。

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熊谷淳一

熊谷淳一

株式会社ノイエ 代表取締役。デザインで経営を伸ばす経営コンサルタント・クリエイティブディレクター。デザインは第5の経営資源としてデザイン経営とマーケティングの研究にいそしむ。 お酒、書と陶芸が好き。 尊敬する人は岡本太郎。
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