日商簿記検定3級試験、合格いたしました。
3級なので、あまり大きな声でご報告する事は、はばかられるのですが私にとっては自分を褒めてやりたい気分です。デザイナーという人種にとって数字とか経理とか、計算とかホント、苦手なものなのです。ましてや、数学は中学1年から大嫌いな教科で、会計の先生に対しては尊敬の念を抱いているほどで。そんな自分がよく30日も勉強が続いたと感心してしまいますわ。肴に暗記カードをめくって酒呑んでたりまでしてね。
計数感覚を身につけるために企業会計の通信教育を受けたのですが、難しくてテストなんか、20点台だったり。あんまり悔しいので基礎の基礎から勉強し直してやる!と奮起というよりもリベンジ心から勉強を始めました。しかし高校生じゃあるまいし今さら簿記検定3級程度の知識で何ができるのか?
おかげで、企業会計のルールや財務データの読み方、原価計算の基礎、会計のプランニング、コントロールといった内容が以前よりもぐっと理解度が増しました。
むしろ今までこんな事も知らないで会社を経営してきたことに恥ずかしさを感じます。
しかし私の会計の先生が「ほとんどの経営者は、そんなこと知りませんよ。」とおっしゃいました。「えー!ほんとですかあ?でもよくそんな会社の財務のこと知らないで会社やってますよね。」というと「熊谷さんだってそうでしょ。」と言われて納得。
なんにも知らなくても会計士さんが全部やってくれて、何とかなっていたのでした。しかし、だから中小企業はいつまで経っても小さい会社のままだし、中小企業の7割が赤字なのだと思います。どんぶりで何とか行けちゃうので「財務の意識」がそこにないのですね。
簿記3級をとったこれからが勉強のスタートだと思っています。
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