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感情と意志

NHKの朝の連ドラで、「瞳」がやっている。いつも見ているわけではないのだけれど、なんとなしに見ていたら、とっても良いセリフを聞いて、うなってしまった。
ストーリーや役者はいかにもNHK的で何ともさえないけれど、榮倉奈々ちゃんがかわいいので、まあいいとして…。中学生の男の子が、落ち込んでダンスができない瞳(榮倉奈々ちゃん)を元気づけるセリフで、
「いやだなって思うときには、感情が、いやだいやだと言っているんだ。だから、いやな気持ちになってしまい、やる気もなくなってしまうんだ。そんな時には、意志の力を出すんだよ。やるぞ、という意志はいやだという気持ちに勝つことができるんだ。」
そのあと、家族そろって、「頑張れ頑張れ、ひ、と、み〜〜」というシュプレヒコールの合唱と、はにかむように喜ぶ瞳ちゃんの笑顔でシーンが切り替わるという、いかにもNHK的なトホホな展開でこのカットは終わるのだが。
それにしても、ちょっと朝からピンと来た。確かに、感情は状況や環境によって不安定で、変化が激しいものだ。予定していたことが予定通り進まないのも、やる気が萎えてしまうのも、みんな感情が原因だ。感情をコントロールできれば、自分をコントロールできるのだけれど、それがなかなか難しい。ムリでしょう。しかし、意志というのはもっと深い物だ。「やりたいことがやれるようになりたい」ということが、自分の気持ちなのか、意志なのかは大きな違いだろう。感情に流されるというのは、そもそも、強い意志がなく、「できればいいなあ」などという気持ち程度であったということなのだろう。人間みんな弱い生き物だから、そんなにハイテンションを持続することは難しいかもしれない。しかし成功する人ってこの意志をかたくなに自分の中に持っている気がする。特別な人ではなくても、たとえば受験生とかだってそうだろう。でなければ、あんなにガリガリ勉強できない。自分の思いを意志の力に転換する事。そのためにはどうすればよいのか?本気でそれを思っているのか。考えさせられました。

個人的なこと
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熊谷淳一

熊谷淳一

株式会社ノイエ 代表取締役。デザインで経営を伸ばす経営コンサルタント・クリエイティブディレクター。デザインは第5の経営資源としてデザイン経営とマーケティングの研究にいそしむ。 お酒、書と陶芸が好き。 尊敬する人は岡本太郎。
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