去年の秋に引っ越ししてから、いろんな方が新しい事務所に遊びにきていただいています。
仕事の打ち合わせをするでもなく、何かの約束を取り付けるでもなく、純粋に顔を見に来てくれる。
皆さんも忙しいのに、手みやげを持って本当にうれしい事です。感謝です。
先日も僕がデザイン会社に勤めていた頃にその会社のクライアント様の部長さんだったSさんが遊びにきてくださいました。お会いするのは十数年ぶり?
そのときは部長でいらっしゃいましたが、今ではその会社は他の会社と合併してそこの理事になっています。還暦を迎えて白髪も増えていましたが、昔と同じダンディで、人懐っこい朗らかな印象は変わっていません。営業一筋でやってこられて、本当だったら次期社長だったかもしれないほどの優秀な方なのに、社長の肉親があとを継いで、結局会社はうまく成長せずに他人の手に渡ってしまったようです。
同族会社にありがちな事ですが、こんなに優秀な人をトップに置かずに経営者のエゴで縮小してしまう。
会社は誰のものかといえば社長のものという人もいれば世間様のもの、株主のもの、お客様のものと様々な考えがありますが社長のものと言ってしまえばそれはやはりエゴ。だと思います。
遊びにこられたSさんは昼飯を食べながらご自分のデザイン感や昔話、これからの日本の事、業界の事などいろんなお話をしてくれました。営業職だけあってお話が楽しく、さすがSさん。変わっていません。
「僕は顔が広いからなんでも相談してよ」と心強い励ましの言葉もいただきました。
短い時間でしたが、本当にありがたかった。感謝します。
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