ChatGPTとGeminiに、下記のストーリを落語風に書き換えてもいました。どちらの小話が面白いでしょうか?
【お題】
「駆け出しのグラフィックデザイナーがデザインのプレゼンを行った時に、クライアントから無理な注文を返されて、徹夜をして翌朝までやり直したけれども、もう一度24時間以内に修正をしろと言われて、2時間だけ眠った後にやり直して持っていったら、 クライアントから全く違うコンセプトが出てきて、ひどい目にあった。と言う話を落語風にしてください」
【ChatGPT 4oの回答】——————————————
落語風「デザイナー地獄ばなし」
えー、私の知り合いにね、駆け出しのグラフィックデザイナーってのがおりまして。まあ、若いもんですからね、一生懸命なんですよ。ある時、大きなクライアントの仕事が舞い込んできた。これをやり遂げたら、名前が売れるかもしれないってぇんで、張り切ってプレゼンに行ったわけですよ。
そしたら、クライアントさん、言うんですよ。
「うん、なかなかいいんだけどねぇ…全然よくないね。もっと派手にして。でも派手すぎないように控えめに。あと、この色はなんか違うね。いや違わないかもしれないけど、やっぱ違うな。」
…おいおい、どっちなんだい、と心の中で突っ込みながらも、駆け出しの若いデザイナー、頑張りましたよ。
その夜、徹夜ですよ。
画面とにらめっこして、「控えめな派手さってなんだ?」「派手なのに控えめって、どっちが勝つんだ?」なんて頭を抱えながら、朝になったら見事にやり直したデザインを持って行った。
クライアントさん、見るなりこう言います。
「おお、いいねぇ!……あ、でも、やっぱり違うね。これ、もうちょっと明るくしてくれる?いや、暗くしたほうがいいかな。どっちだろうねぇ、やってみて。」
それでまた24時間以内にやり直せと。駆け出しのデザイナー、ここで2時間だけ寝まして、再び作業に突入。気合で修正を仕上げて、クライアントの元へ持っていきました。
すると、クライアント、今度はこう言うんですよ。
「うん、これはこれでいいけど、全然違うね。そもそも、このコンセプト自体が違うよね。」
若いデザイナー、思わず言いました。
「それ、最初に言ってくださいよ!」
いやぁ、こういう時ね、誰が悪いってわけでもないんですよ。でも若いデザイナーはこうして大人の世界の厳しさを学んでいくんですな。
最後にそのデザイナー、こう言いました。
「クライアントの注文が天気予報なら、いつも外れる曇り空!」
なんてね、オチは曇らせておきますが、これが「駆け出しデザイナーの地獄ばなし」でした。お後がよろしいようで!
【Geminiの回答】——————————————
グラフィックデザイナーの悲話
はい、はい、面白おかしくお話ししましょうか。
昔々、あるところに、意気揚々の駆け出しのグラフィックデザイナーがいたそうな。この若者、満を持してデザインした作品を、満面の笑みでクライアントに見せに行ったのでございます。
「どうです、このデザイン!いかがでしょうか!」
と、胸を張って見せたところ、クライアントは首をかしげます。
「うーん、面白いんだけど、もうちょっとこう、派手にしてくれないかな?」
若者は、え?と一瞬思ったものの、プロのデザイナーとして、クライアントの要望に応えようと、夜通し作業。翌朝、再びクライアントのもとへ。
「どうでしょうか?修正いたしました!」
と、自信満々に提出するも、クライアントはまたもや首をかしげます。
「うーん、ちょっと違うな。もうちょっと、こう、シンプルにしてくれないかな?」
若者は、頭の中が「?」でいっぱいになりながらも、再び夜通し作業。わずか2時間の睡眠をとり、再びクライアントのもとへ。
「どうでしょうか?今回はきっと気に入っていただけると思います!」
と、必死にアピールするも、クライアントは、
「うーん、やっぱりこれは違うな。もう一回、全く違うデザインでお願いできるかな?」
と、手のひらを返すような発言。若者は、その場にへたり込みそうになったとか、ならないとか。
この話を聞いた者は、皆こう言うそうです。
「なんじゃそりゃ!」
「クライアント、ひどすぎる!」
「若者、かわいそうに…」
と、まあ、皆さん口々にそう言います。
この話は、駆け出しのデザイナーに限らず、どんな仕事をする上でも、クライアントとのコミュニケーションの大切さを教えてくれます。
「事前にしっかりと打ち合わせをすること」
「クライアントの要望を正確に把握すること」
「自分の意見をしっかりと伝えること」
これらがいかに大切か、この話を通して改めて気付かされます。
さて、この若者、その後どうなったのでしょうか?
懲りずにデザイナーの道を突き進んでいるのか、それとも違う道に進んだのか。
それは、あなた自身の想像にお任せしましょう。
・・・というようなお話でした。いかがでしたでしょうか?
ポイント
- 落語の口調: 話し言葉で、聞いている人を巻き込むような語り口にする。
- 登場人物: 若きデザイナーとクライアントの2人を中心に、状況を分かりやすく描写する。
- オチ: 若者のその後を想像させることで、聞き手の興味を引く。
- 教訓: 話の最後に、コミュニケーションの大切さなど、何かしらの教訓を伝える。
アレンジ
- クライアントの職業や業種を特定して、より具体的な状況にする。
- 若者の性格や特徴を付け加えて、キャラクターを際立たせる。
- 話の途中で、別のデザイナーや先輩からのアドバイスなどを挟む。
- オチをいくつか用意して、状況に応じて使い分ける。
このテンプレートを参考に、さらに面白く、聞かせる落語話に仕上げてみてください。
いかがでしたでしょうか?
落語風の口調はChatGPTの方がそれっぽいですね。
その夜、徹夜ですよ。
と、この部分を勝手に強調してきましたね。
タイトルも、「デザイナー地獄ばなし」と、語呂が良い響きだと感じました。
落語のオチに、
「クライアントの注文が天気予報なら、いつも外れる曇り空!」
なんてね、オチは曇らせておきますが
と、なんとも心憎い終わらせ方で、すげ〜!と思いました。
これ、AIが考えてるの?
どこかのサイトから単純にコピペしてるわけじゃないよな。
Geminiの方にタイトルは「グラフィックデザイナーの悲話」なので、「地獄」というワードよりも今ひとつインパクトがありません。
Geminiのオチは「クライアントとのコミュニケーションの大切さを教えてくれます」などと、おかしさというよりもなんだか教訓めいた内容になっており、言ってることは正しいけれども、やや興醒めです。
Geminiの特徴として、いつも回答の最後にいろんなアドバイスをつけてくれます。
それでは、ということで、このアドバイス通りに、先ほどの文章を書き直してもらいました。
【追加のプロンプト】———————————-
「先ほどの短いストーリーを、以下の条件で書き直してください。
落語の口調: 話し言葉で、聞いている人を巻き込むような語り口にする。
登場人物: 若きデザイナーとクライアントの2人を中心に、状況を分かりやすく描写する。
オチ: 若者のその後を想像させることで、聞き手の興味を引く。
教訓: 話の最後に、コミュニケーションの大切さなど、何かしらの教訓を伝える。
クライアントの業種は食品会社で、職業は営業部長。最近ライバル会社の新商品に売上を取られて焦っている状況。
若者の性格は、せっかちで、自信過剰。理屈っぽいキャラクター。
話の途中で、別のデザイナーや先輩からのアドバイスなどを挟んでください。
オチをいくつか用意して、状況に応じて使い分けてください。」
【ChatGPT 4oが修正した回答】——————————————
落語風「デザイン地獄ばなし」
(扇子を広げつつ)
どーも、皆さん。今日はね、ある若きグラフィックデザイナーのお話を一席申し上げます。まぁ、デザイン業界ってのはね、華やかに見えて結構大変なんですよ。特に駆け出しの頃はね、クライアントの要望がこれまた無茶苦茶でして……。
登場人物
さて、この若いデザイナー、名前をタケルと申します。タケル君、デザイン学校を出て、まだ半年。やる気は満々、自信過剰。「俺は天才だ!」が口癖でね、やることなすこと理屈っぽい。しかもせっかち。
で、そんなタケル君に初めて舞い込んできたのが、食品会社の営業部長、田中さんからの依頼。
田中さん、これまた焦ってます。どうしてかってぇと、最近ライバル会社が新商品を出して売上をガッツリ持っていかれたんですよ。
「なんとかしなきゃ!」ってんで、パッケージデザインの刷新を決めたわけです。
プレゼンの日
タケル君、張り切ってプレゼンです。スライドをバーンと見せて、理屈を並べます。
「ターゲット層は30代女性。可愛らしさと高級感をミックスさせたこのデザインが購買意欲を掻き立てます!」
田中部長、腕組みして唸る。
「……うん、まぁいいね。でも、違うな。」
タケル君、びっくり。
「違うってどう違うんですか?」
「なんかねぇ、もっと“売れる感じ”が欲しいね。」
「売れる感じ……って具体的には?」
「いやぁ、売れる感じだよ。あれだ、派手で、控えめで、あと……この青は緑にしてくれる?」
「青を緑に……それで売れるんですか?」
「いや、知らんけど、やってみて。」
徹夜作業とアドバイス
タケル君、家に帰るなり徹夜で作業です。頭の中で「派手だけど控えめ」「青を緑に」「売れる感じ」って言葉がぐるぐる回ってる。
途中で同じ会社の先輩に相談しました。
「先輩、どう思います?」
先輩、苦笑いしながら一言。
「まあな、クライアントってのは“何が欲しいか分かってない”ことが多いんだよ。大事なのは、こっちがそれを探って提案することだ。」
「いや、でも、探るの大変じゃないですか!」
「大変だよ。でもそれが仕事だ。」
再提出とさらなる修正
翌朝、タケル君、寝不足の顔で修正案を持っていきました。田中部長、一瞥して言います。
「あー、うん、いいね。……いや、やっぱ違うな。」
「え、またですか!」
「今度はさ、この緑を赤にして。それから、この控えめさをもっと派手にして。」
タケル君、思わず叫びます。
「派手だけど控えめって、どっちが勝つんですか!」
「知らんけど、やってみて。」
オチ(選択肢)
- タケル君の成長オチ
それから半年後、タケル君は立派なデザイナーに成長しました。今ではクライアントにこう言うそうです。
「派手だけど控えめ、売れる感じ……つまり“あなたが本当に求めているもの”ですね!」
そして、聞き出す技術を身につけたとか。 - コミカルな終わり方
最終的に、田中部長、こう言いました。
「いや、全部やり直したけど、やっぱ最初のやつが良かったね。」
タケル君、心の中で思いました。
「クライアントの頭の中が一番のデザイン課題だ!」 - 教訓を残すオチ
この経験からタケル君、こう悟りました。
「デザインはクライアントのためだけにあるんじゃない。ちゃんと相手と話をして、言葉の意味を掴まないと、結局どっちも損するんだな。」
その後、彼はコミュニケーションスキルを磨き、仕事がスムーズに進むようになったそうです。
いやぁ、タケル君みたいな若者、きっとどこにでもいますよね。でも、こういう経験を通じて成長していくわけでして。まぁ、皆さんもデザイナーに無理を言う時は、少ーしだけ優しくしてあげてくださいね。お後がよろしいようで!
【Geminiが修正した回答】——————————————
グラフィックデザイナー、焦る!
はいはい、面白おかしくお話ししましょうか。
昔々、あるところに、我が道をゆく若きグラフィックデザイナーがいたそうな。この若者、自分のデザインセンスには絶対の自信を持っていてね、「俺のデザインを見れば、みんな心を奪われるぜ!」なんて鼻息が荒い若者だったんです。
そんな若者に、ある日、大きな仕事が舞い込んできた。なんと、最近ライバル会社の新商品に売上をぐんぐん伸ばされている食品会社の営業部長から、新商品のパッケージデザインの依頼が来たんです。
「若者、頼むぞ!うちの商品を、ライバル会社を打ち負かすような、最強のパッケージにしてくれ!」
と、営業部長は焦りまくっている様子。若者は、
「はいはい、任せてください!俺がデザインすれば、貴社の商品は必ずヒットしますよ!」
と、得意げに引き受けたのでした。
若者は、早速デザインに取り掛かり、数日後、自信満々のデザインを持って営業部長のところへ。
「どうです!このデザイン、どうですか!?」
と、ドヤ顔でプレゼンしたところ、営業部長は、
「うーん、面白いんだけど、もっと若者にアピールできるような、ポップなデザインにしてくれないか?」
と、注文をつけてきた。若者は、
「え?なんで?このデザインは、洗練されていて、高級感が漂っているじゃないですか!」
と、自分のデザインを信じ込んで、反論。
「いやいや、最近の若者は、もっとカラフルで、目立つものが好きなんだよ!」
と、営業部長。
若者は、しょうがないな、と思い直し、夜通しデザインを修正。翌朝、再び営業部長のところへ。
「どうです!今回はきっと気に入っていただけると思います!」
と、自信満々に提出するも、営業部長は、
「うーん、ちょっと違うな。もっと、商品の美味しさが伝わるような、食欲をそそるデザインにしてくれないか?」
と、またもや注文をつけてきた。
若者は、もう参った、と思いながらも、先輩デザイナーに相談してみることに。
「先輩、クライアントがなかなか納得してくれないんです。どうしたらいいですか?」
先輩は、若者のデザインを見て、
「うーん、確かにデザインは悪くないんだけど、クライアントの要望をもっと具体的に聞いてみたらどうかな?例えば、ターゲット層は誰?どんなイメージで商品を売り出したいのか?などを詳しく聞いてみるんだ。」
と、アドバイスしてくれた。
若者は、先輩のアドバイスを参考に、営業部長に再度ヒアリング。
「ターゲット層は、10代から20代の女性で、手軽に食べられる、美味しい商品として売り出したいんです。」
と、営業部長から具体的な話を聞き出すことができた。
若者は、ヒアリングした内容を元に、デザインを大幅に修正。再び営業部長のところへ。
「どうでしょうか?今回は、ターゲット層である若年層にアピールできるようなデザインに仕上げてみました。」
と、自信を持って提出したところ、営業部長は、
「おお!これはいいね!まさに私が求めていたデザインだ!」
と、満面の笑みで若者を褒めたのでした。
さて、この若者、その後どうなったのでしょうか?
この経験をバネに、さらに成長を遂げ、一流のデザイナーになったのか、それとも、どこかで挫折してしまったのか。
それは、あなた自身の想像にお任せしましょう。
教訓
この話から分かることは、デザインをする上で、クライアントとのコミュニケーションがいかに大切かということです。自分の考えを押し付けるのではなく、クライアントの要望をしっかりと聞き、理解することが、良いデザインを生み出す秘訣なのです。
オチの例
- 成功編: 若者は、この経験を機に、クライアントのニーズを的確に捉えることができるようになり、数々のヒット商品を生み出すデザイナーになった。
- 挫折編: 若者は、その後もクライアントとの間で何度も衝突を繰り返し、しまいにはデザイナーの道を諦めてしまった。
- 成長編: 若者は、この経験をきっかけに、デザインだけでなく、コミュニケーション能力も磨くようになり、チームをまとめるリーダーへと成長した。
アレンジ
- 営業部長の性格をもっとコミカルにする。
- ライバル会社の商品を具体的に設定する。
- 若者がデザインする過程で、様々なトラブルやハプニングが起こる。
このテンプレートを参考に、さらに面白く、聞かせる落語話に仕上げてみてください。
以上——————————————
ChatGPT 4oの回答が秀逸です!
思わず「あるある!」と声が出てしまいました。
オチもちゃんと3つ用意されており、特に2番目のオチ「やっぱ最初のやつが良かったね。」には笑った。
特に感心したところは先輩の一言。
「まあな、クライアントってのは“何が欲しいか分かってない”ことが多いんだよ。大事なのは、こっちがそれを探って提案することだ。」
「いや、でも、探るの大変じゃないですか!」
「大変だよ。でもそれが仕事だ。」
これには唸りました。この先輩の言うとおりなのです。
Geminiはダメダメですね。
文体も落語調でもないし、ヒアリングをしたら、最後には「おお!これはいいね!まさに私が求めていたデザインだ!」と、言われてしまいました。
なんの話?面白くもなんともない。
ここ1年で生成AIがすごいスピードで進化しています。デザイナーの仕事もこれからどうなっていくのか。予想がつきませんが、色々と遊びながら考えていきたいと思います。
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