青森県、弘前大学の大学院の講義をさせていただきました。今年創設された、新しい大学院の科である、「地域共創科学研究科」のなかの2コマの時間をいただいて、講義をさせていただいたのです。
テーマは「成功する事業計画とは」と「マーケティング重視の事業計画」です。
この授業では青森県の地場産業を推進するために、商品開発からやマーケティングまで、地方の魅力的な資源をどの様に開発するのか、というのがテーマです。
そのなかで、良い商品を作るだけではなく、それをどの様に販売していくのか、という視点が重要だという趣旨でお話しさせていただきました。
今回は新型コロナの影響のために、弊社の事務所からネットを通じてお話させてもらいました。MicrosoftのTeamsを使用してスライドを映しての授業です。ひとコマが90分で2コマ。3時間ほどのお話をさせていただいたのですが、ネットを使用しての講義は初めてでしたが、いや〜思ったよりも(気持ち的に)たいへんでした。
普段は会場で参加者の皆さんに向き合ってお話しさせていただくので、こちらの話にうなずいたり一生懸命メモを取ったり、笑ってくれたり。そう言った反応見ながら話をするので話しやすいのですが、今回は参加者のお顔がまったく見えません。そういった相手の反応が全くわからず、なんともやりづらかったです。弘前大の先生も「講義で寝ている学生であっても存在意義はあった」と冗談で言ってらしたそうで、先生方も相手が見えない虚しい気持ちを感じておられるとか。
やはりコミュニケーションというのは1対1での交流はもちろん、1対大勢でも、相手が見えるのと見えないのとではずいぶん違うもんだな、と実感しました。
しかし今後はこのようなやり方が一般的になるのでしょう。少しずつ慣れていく必要があるようです。
8月にも毎年九州で行っている学芸員の研修で宮崎に出かけます。地方の方は東京から人が来るのはおそらく嫌がるかもしれませんね。テレビで感染者のグラフがうなぎ登りに増えるのを見れば無理もありません。僕だってすでに感染しているかもしれないのですから、そこがこの病の怖いところです。
GoToキャンペーンが行われて、感染者が全国に広がったらどうすんでしょうかね。きちんと感染の予防策をとっていれば大丈夫とか言ってますが、どうでしょうか?
まだまだ余談は許せません。山中伸弥先生がおっしゃっていた「状況はまだ2回表のウイルスの攻撃」という例えがおかしくも恐ろしい気がしています。この先どうなるか分かりませんが、新しいことにチャレンジし、生活を変えていかなければなりませんね。
10月には、また別の講義で弘前大学に伺う予定となってます。その時には青森の名酒「田酒」で八戸のサバをつまみにいただきたいものです。
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