社長ブログ:クマデ総研

「展示グラフィックと集客ツール」の研修を山形で行いました

山形に来て2日目。朝9時に強風と細かい雪あられの中、ホテルから歩いて会場へ向かいます。さすが12月の日本海。山形県の奥山の方は雪が積もっているらしい。酒田は海沿いなので雪は滅多に積もらないとか。しかし傘は強い風のため、おちょこ状態に!

こんな天候の中、研修には庄内地区のたくさんのミュージアムの学芸員さんが集まってくださいました。これから1年を通して色々な講師が研修を行うのだとか。とても勉強熱心な学芸員さんたちです。

「展示グラフィックと集客ツール」の研修は、学芸員さんが自館の展示やイベントに集客するチラシを手作りで作成しているな中、どんな内容で、どのようなデザイン技術を使って形にしていけば良いのかを講義する内容です。300枚のスライドでわかりやすい説明をして行きますが、いちばん勉強になるのがグループワークです。各ミュージアムの学芸員さんが現在使用しているチラシを持ち寄り、互いに評価し合い、改善点を議論して、今後の集客にどのように応用、活用していけば良いのかを共有するワークになります。

なかなか他の館の方とこのような話をする機会がありませんし、客観的に意見を言ってもらうこと自体ないので、目から鱗がぼろぼろ落ちる経験ができます。

以下に、参加なさった方の感想を掲載します。(お名前の表記や感想の掲載は許可をいただいています。)

九州や山形だけではなく、全国のミュージアムに多くの人が足を運んで欲しい。そのために、全国の学芸員の皆さんに頑張っていただきたいな、と心から思っています。もしこのブログを見て、研修に関心のある方は熊谷まで御連絡ください。

今回、研修をコーディネートしていただいた一般財団法人地域創造の皆さんにも感謝いたします。

山形セミナー

お名前 

印象に残った内容

ご感想

齋藤 健太郎

お客様に伝えたい情報をしっかり盛り込む

細かい情報(お客様の動機に影響をあたえないもの)は裏面にする

メリハリを付ける

フォントにこだわる

当たり前の事なのに、意識が足りていなかったと感じました。他館のチラシを比較しながら見ることが出来たのも貴重な経験です。

早速、業務で作る文書等でMSゴシックなどを使わないようにしてみました。

具体的な事例が非常に多くて、とても興味深く分かりやすい研修でした!先ほどの設問でも書きましたが、他館の方と具体的な意見交換をしながら進めることが出来たので、非常に参考になりました。

当館は学芸員がいないので、理論的・学術的な根拠なく展示や告知をしていました。常勤で学芸員を採用する余裕がないので、今後もこのような研修を受けて様々な事を学んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。

武内 治子

これまでチラシの表は極力シンプルにと心がけてましたが、その考えを捨てて、情報を盛り込んだチラシの表を作っていきたいと思います。

キャプションや展示パネルの文字数やフォントにいつも迷っていたので、勉強になりました。

熊谷先生、遅くまでありがとうございました!!

長時間の講義でしたが、あっという間の時間でした。目から鱗な情報ばかりで大変勉強になりました。チラシのつくり方等は恐らくどこの美術館でも悩みどころだったと思いますが、他館の学芸員同士で語り合うこともなかったので、良い機会となりました。

他の参加者からも好評でした。開催して本当に良かったです!

あと、お聞きするのを忘れてしまったのですが、チラシ表とポスターでは何か別の気をつけることはあるのでしょうか?ポスターはチラシとは違い見る距離や場所が変わってくるので、その点も気になりました。

また酒田に遊びに来てください。本当にお忙しい中、ありがとうございました。

岸谷 英雄

高度なテクニックではなく意識を、変える事でできる、そんな内容でとてもの良かったと思います。

これまでよセミナー参加者のその後の動き、連携等の情報共有トウジデザインあっても良いかと思います。

羽黒・芸術の森 今井アートギャラリー 秋野 わかな

「チラシはアートではない。デザインである」

⇒アートは結果を求められないがデザインは結果を求められる

ターゲットとコンセプトがぴったりあった時に結果がでる

⇒そのために届くチラシを作ること

情報が多くて読んでもらえないのではない

⇒読んでもらえるレイアウトを考える

情報の優先順位でメリハリをつける

などなど

教わったこと

ひとつひとつが沁みました

とても面白かったです。皆さんそうだと思いますが「自分のこと」として聞きました。課題がはっきりしました。お話を聞いて、がっかりしたり、頭を抱えた。反対に光が差したり(これからやることが明確になったので)。あっという間に時間が過ぎました。何事も「意識」を持って取り組むことが大切だと今更ながら学ばせて頂きました。羽黒・芸術の森には今井繁三郎という洋画家(祖父)が住んでいた住居兼アトリエを改装したレストランと生前自身の作品を常設展示するために建てた白壁土蔵の「今井アートギャラリー」(美術館)がありますはじめて訪れた方は場所が分かりにくいと言い二回目からは「隠れ家的な所が好き」とおっしゃいます民間のため、様々な媒体(例えば行政制作のマップやHP)に情報が載っていないことも多々あり何も隠してはいないけれど、つい隠れてしまう所です。マーケットのほか様々なイベントをして周知をはかっています。しかしながらせっかく来ていただいたお客さまに対して展示の仕方が不親切であるということが今日の講義を聞いて改めて思いましたので改善に向けて動いていきたいと思います。

y.s

・自己主張ではなく、メリットを考える重要性

・チラシ作成の基本的な考え方

 →メリハリを付けた配置

 →配色

 →伝えるべき情報・有益な情報は表に!!etc……

・自分が作ってきたチラシの浅はかさ

・展示キャプション等の文字組も勉強になった

大変有意義な時間をありがとうございました。

2次会の場でのご意見も大変勉強になりました。

今までさまざまな講義を受けてきましたが、今回ほど実益に結びつくものはありませんでした。

技術的な話だけではなく、その技術に結びつく基本的な考え方を教えてもらったことで、今後応用しながらチラシ製作などを行っていけると思っています。

今後、中級編・上級編を聞く機会があれば嬉しいです。

コピーライティングの極意も是非!

この度は大変貴重なお話、誠にありがとうございました。

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

t.a

仕様書作成のためのチェックシートがあることで、

作成しようとする広報物の狙いを改めて組織内で確認することができるので良いと思いました。

あると便利なのはわかるのですが、なかなか様式まで作成するまで気が回らないことが多いので。

遠方からお越しいただき講義いただきありがとうございました。

講義とグループワークのバランス配分はちょうどよく、参加者の満足度も高そうに見えました。

あるとよいかなと思ったこととすれば、チラシの事例紹介の際、他の文化芸術ジャンル例えば、クラシック音楽や演劇、ダンスなどとの比較があれば、美術の展覧会チラシの特徴というのがわかりやすくなるのかなと感じました。

人にもよりますが、学芸の方はあまり他のジャンルのチラシを見る機会は少ないと思った次第です。

s.k

デザインの基本を指導いただいたこと。

陥りやすい失敗の例を教えていただいたこと

セミナー後の懇親会で、熊谷先生が仰った、日本人は日本の凄さ、日本文化、日本人の良きメンタリティに気付いていないという事を思い返しています。

地方のミュージアムはさらに同様の現象、つまりその地方の持つ優れた地域資源に気付いていないとも思います。チラシはコミュニケーションだと教えていただきましたので、自らの地域に誇りをもって情報発信していきたいと思います。どうもありがとうございました。

k.s

チラシの表面にもっと情報を載せるべきなのだということや、展示の魅力を伝えるキャッチコピーの大切さが印象に残りました。

また、お客様の立場になって、文字組の綺麗さや展示のイメージに合うフォント選びを意識したいと思いました。そうすることで見やすく、展示する側の意図が無理なく伝わるデザインにしていきたいです。

大変勉強になるセミナー内容でした。チラシデザインの改善への取り組みを通して、展示はどんな人をターゲットとするのか、どうおもてなしするのかということをより深く考えていきたいと思います。

また、地域の学芸員等の方々と一緒に話し合うことで、それぞれの施設のデザインの工夫や悩みなどを直接聞くことができ、参考になりました。貴重な機会をいただきまして、誠にありがとうございました。

h.m

当施設自体がブランド力を持っているという自負から意識していなかったが、来館者の高齢化と若い人への認知度の低下をあるので、もっと意識的にブランディグしていく必要があると感じました。

チラシや展覧会開催の際には、今回はこれがテーマです!と大きく打ち出すことが多かったが、もっと情報の取捨、大事なことはなにか、Yes,Noだけにならないようにお客様視点でなければならないと再認識できました。

キャプションの作り方は、すぐにでもスタッフで情報共有して取り掛かりたいと思うほど、とても参考になるお話でした。

スタッフ間の感覚でしか良し悪しを判断出来ていなかったチラシですが、今回のお話を聞いて、色彩やポイント、余白など感覚だけではない判断基準を意識することが出来ました。

チラシのデザイン、どこに注目すべきか、見やすいキャプションなど、すぐに実践できることから、経営の根幹の意識づけまでたくさんの気付きを得ることが出来、とても有意義な講義でした。ありがとうございました。

g.m

・イベント内容の周知だけでなく、ほかの可能性を犠牲にして来館するメリットを示す。

・お客様は商品について多くの情報をもとめている。文章を読んでもらうのに必要なのはデザイン。

説得力がありました。

・グループワークの時間とテクニック面のお話

意見交換を通し、チラシ作成に必要な要素のうち、自分の場合は特に「メリハリ」に注意すべきだと分かりました。今後他館のチラシの観察や、ジャンプ率や余白の取り方の模倣(練習)により、感覚をつかみたいです。

 今回は大変有意義なお話を有難うございました。

 子どものころから美術館の美しいチラシが好きで、コレクションしていました。就職後も、①集客を左右する、②会期終了後も来館者の手元に残る、という点で展覧会チラシの重要性は意識しており、お客様が手元に置きたくなるようなチラシを作りたいと考えていました。

(集客のためのチラシに必要なのは美しさだけではないと、今回学びましたが。)

 しかし、いざチラシを手がけてみると知識や技術の不足、館内でのブラッシュアップが難しいことなどに気がつき、ひとりで悩んでおりました。セミナーのご案内をいただいた時、まさに自分のための講座のように感じました。無料という点も非常に有難かったです

 セミナーへの参加により、たくさんの役に立つ知識や考え方を学ぶことができただけでなく、同じ地域の学芸員のみなさんも同じ悩みを抱えているのだと分かりました。

 また、自館の他職員とも情報を共有したいと考えています。

 今回の講座は基礎編だと捉えております。チラシ作りや展示グラフィックについて、より発展的なお話もお聞きしてみたいです。

【質問】

①プロのデザイナーが1枚の展覧会チラシ作成をするのにかける作業時間は何時間程度でしょうか。あるいはプロではない場合、何時間程度の確保が必要でしょうか。もし目安がありましたらお聞きしたいです。

②デザインとマーケティングについて、これまでお読みになって刺激を受けた本がありましたら、お教えいただきたいです。なおご著書の『博物館展示論』は拝読しております。

f.s

ミュージアムの広報物はインフォメーションではなくコミュニケーションというお言葉がとても印象に残りました。展示を作るときには来館者はこういうところを知ったらもっと作品を楽しめるのではないかなど考えながらやっているのですが、広報物に対してはそういった意識はなく、お知らせするということばかりに意識がいっており、来館者のメリットという視点が圧倒的にかけていたことに気づかされました。

また、チラシやパネルはできるだけシンプルにという意識で作っていましたが、文字量が多くても、読ませるデザインにすれば読んでくれるというお話も印象に残りました。これまでもできるだけ工夫はしてきましたが、行間や字切れなどもっと細かいところまで意識して、もともと作品のファンでなかった人にも読んでもらえるような、そしてそこから作品を知ってもらい、来館者の世界を広げてもらえるような展示を作っていきたいと思いました。

ありがとうございました。

デザインについてきちんと学んだことがなく、過去のデータや他館のやり方、雑誌のデザインなどを参考に作ってきたため、これでいいのかなという疑問がたくさんありましたが、この度のセミナーで、やりがちな間違いをたくさんやっていたことや、勘違いも多かったことに気づかされました。実用的なお話が多く、本当に参考になることばかりで受講してよかったと感じました。

当館では展示パネルは縦書きなので、展示グラフィックの講義の際、縦書きの例も出してくださるとありがたかったなと思います。

a.t

デザインの基本的な技術についての内容も大変勉強になったが、そもそも元となる事業そのものの主旨や意図、展示内容、来場者へ伝えたい印象などを、デザインする側がしっかり理解したうえで制作しなければ効果的なデザインは生まれないのだなと気が付けたことが、とてもためになった。

広報デザインについての重要性や、記載事項の優先順位といった根本的な問題から、職員がすぐにでも実践できそうな技術まで幅広く教えていただき、とてもためになりました。ありがとうございます。

a.s

・「日曜美術館」という手法

視聴者目線で制作される番組だから40年を超える人気の長寿番組として評価されているので、確かに、この手法を取り入れるべきだと思いました。

・「メリット」を明らかに

博物館に来館する魅力を上手に伝えるために、自館の魅力をもっと客観的に知るべきで、職員の意識を変える必要もあると思いました。

長時間にわたってご講義いただき、ありがとうございました。

一部の大規模施設を除き、博物館は美術館よりも旧態依然としていますが、致道博物館は近年、「刀剣乱舞-ONLINE-」コラボやTwitterの運用により、従来の来館者層とは異なる年齢層のリピーターを獲得し始めたと思っています。

時流を活用しつつ博物館のあり方を考え、今回ご教授いただいたノウハウを実践していけるよう努力していきたいと思います。

a.k

展示を企画する段階から、世界観を明確しにして演出すること、イベントに来てもらうための動機付けなど意識してやってみようと思いました。

また、これまでチラシをほとんど感覚的に作っていたのですが、配色やフォント、メリハリをつけることなど、意識して作ってみようと思います。

これまでチラシをはじめ、イベントや広報のやり方が毎回同じようになっていたのですが、どうしたら読んで、信じて、行動してもらえるかという考えが根底にあれば、やるべきことも変わってくるのかなと思いました。すぐに取り組めることから試していきたいと思います。

a.a

マーケティングを意識した、広告の制作方法が大変参考となりました。

この度は、大変お世話になりまして有難うございました。

お陰様で有意義な研修会となりました。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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ポスター、チラシを作るためのノウハウがわかりました。

今回の学習を活かし、デザイナーのようにきれいなものは作れないかもしれませんが、ターゲットや企画展で何を伝えたいのかをよく考え製作したいと思います。

大変わかりやすく参考になりました。

ノウハウはわかりましたが、後は、自分のセンスやパソコンやソフトを使いこなす技術レベルが問われるのかと思います。

できるところから取り組みたいと思います。

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 今までは、チラシを作り周知を行うことで多くの方に来ていただきたいとばかり考えていましたが、お客様に喜んでいただくため、展示を観ることでどのようなメリットがあるのか等大事な部分が抜け落ち、チラシを作る以前に自分の仕事への意識や企画の内容から見直していかなければならいないことに気づかされました。

 他館のチラシの相互評価では、初めは他館のチラシを評価することに少し抵抗がありましたが、だんだんと議論が深くなり互いに遠慮なく意見交換ができ、大変いい環境で学ぶことができました。

 チラシのデザインでは、悪い例のほとんどを使って作成してしまっていましたが、その分、講義で学んだことを活かして作成できれば、いい方向に大きく変わると感じました。

 普段からチラシ作成には苦手意識があり、他の職員に任せることもありましたが、展示やイベントの魅力を伝えるチラシを自ら積極的に作成し、経験を積んでいきたいと思いました。

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