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青森県、弘前大学の大学院で事業計画の講義をさせていただきました

 

弘前大学ここ2年間は新型コロナの影響でTeamsを使って東京から弘前大学の教室に向けて授業をさせていただいておりました。今年は3年ぶりにやっと弘前の地を踏むことができました。弘前の街がとても懐かしく、かつまったく昨日の事のように感じました。

弘前大学では地域共創科学研究科の「地域産業創成特論」というコースです。
このコースは地域産業創成の基盤を作るため、商品企画や事業計画について科学的・理論的・実践的に学ぶ授業です。ユニークなのは、より実践的に学ぶために、実務家による講演を通して事例研究も行うことや、文系・理系の専門家や地域の専門家など,様々な分野の専門家と共創するための必要な思考を得るという点です。
この講義に僕を呼んでくださる教授の森先生にはもう10年以上も前からお世話になっております。今年は3年ぶりにお会いできてとても嬉しかったです。

僕は毎年その中の2コマを受け持たせていただいています。
第9回 成功する事業計画とは
第10回 マーケティング重視の事業計画
のテーマで、お話しいたしました。

事業計画書の中には売り上げ予想の数字を入れるけれど、なぜその数字が予測されるのか、その根拠はなんなのか?が書かれていないと、ただの「絵に描いた餅」になっちゃうよ。そのためにはマーケティング思考が大切だよ。さらにはデザインというものも重要なんだよ。というお話の内容です。
いつもは経営者相手の講義が多いのですが、それとは違い、相手が国立大学の大学院生なので、ビジネスや売り上げに関してはピンとこないかもしれません。でも、森先生は「こういうマーケティングやビジネスの世界があるということを知ってもらうだけでも学生にとっては勉強になるのです」と言ってくださいました。

弘前はなんと言ってもりんごが有名ですが、弘前城の桜や弘前のねぷた、その他にもたくさんの観光資源や、地域資源があります。津軽というブランドも強いですし、青森県自体も大きいブランドを持っています。そういった地域の資源を生かすことで新しいビジネスを生むことが十分できる場所だと思ってます。

おそらく日本の青森弘前以外でも地域資源を生かす活動は色々とされていると思われますが、弘前大学のようにビジネスにとってマーケティングやデザインが重要であると言う視点を持っているところはあまりないのでは、と感じています。
青森から新しいビジネスがたくさん創出されることを祈りつつ、講義をさせていただいています。

例年であれば授業が終わった後おいしい青森の地酒を先生方と一緒に飲みに行くところなのですが、例によって新型コロナの影響で飲み会はありません。

今日は弘前から青森へ移動して、青森の銘酒「田酒」を飲めるお店を探します。

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