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ついに一人呑み実行

昨日7日は私ごとですが、僕の誕生日でした。フェイスブックでたくさんの人から、おめでとうのメッセージをいただきました。こんなに祝ってもらうの生まれて初めてです。皆さん本当にありがとうございました!

夕方動物園の仕事の打ち上げがあり、上野に行きました。ちょっと時間があったので誕生日の記念に今までやってみたかった事を思い切ってやってみました。それは「一人呑み」。

酒好きだけども、ずっと今まで一人で飲み屋に入れなかったのです。もういい歳になるのだから、大衆酒場にふらりと入り、一人の時間を過ごすという事もしていいのだけれど、今までできなかったのです。だって、話し相手がいないと絶対手持ちぶさたで、気まずく、落ち着かないのではないかと思っていたのです。

今日は誕生日という事で、思い切って一人呑みにトライしてみました。
上野のアメ横では有名な「大統領」という店でした。トライアル最初の記念の店としては不足はない。やっぱり和民みたいなチェーン店では一人呑みとしてはレベルが低いような気がしていた。(そんなのにレベルがあるのか?)

約束の時間まで40分ある。店の前を3回ほどうろうろと躊躇の往復をして4回目にエイヤーと入店。威勢の良い声で一名様奥へどうぞ〜!!と案内される。

sakaba

カウンターに腰かけてメニューを見るが、やや緊張してとりあえず無難な生ビール。つまみがいろいろあるものの、ししゃもやら煮込みやら、シンプルでメニューの解説もなし。ここら辺はいわゆる居酒屋とは違ってもてなしの姿勢は感じられない。そのつっぱなし方が大衆酒場の醍醐味ですね。

記念すべき最初の肴は鯵のなめろう。そしてイカ焼き。長いカウンターにひしめくようにチープな丸いすが並べられ、左隣は一人でずっと携帯電話を見ているお兄さんが座っていました。全然ビールが減っていない。泡も消えてるし。右隣はケバイお姉さんと不釣り合いな年配のおじさんがにぎやかに話をしている。

やっぱりやることがない。話し相手もいない。仕方なく目の前のビールをぐいっとやって、なめろうを口に運ぶ。ビールはあっという間に空っぽに。ただでさえ僕は呑むペースが速いのに、話し相手がいないのでスピードに拍車がかかる。

大衆酒場と言えば、やはり日本酒。地酒なんて飲んではいけない。安い富翁とか、黄桜とかだね。と言うことで次に沢の鶴の熱燗を頼んだ。分厚い小さなグラスはすぐに来たが酒がなかなか来ない。燗をつけているのだろう。

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出てくるまでの5分くらいの時間がとても長く感じられたが、イカ焼きに安い熱燗が良く会う。うまい。ちびちびとやりながら隣の客の会話を聞いたり、壁に並んだメニューを見たり、ただぼーっとして酒と肴を味わっていました。

うん、これはなんだか、気持ちがいいぞ。この感覚は一人で銭湯の湯船に浸かっているときの気分と似ている。誰と話をするでもなく、自分一人の世界でいい気持ちでいる時間。大人の時間を発見。本当の酒好きは一人で酒をくらうものだよなあ。また今度、ゆっくり来よう。

時間があったら追加で肴も頼むところだが、ここで腹一杯で酔っぱらってしまっては打ち上げの席が興ざめしてしまうので、そこそこにしてお勘定に。2000円でおつりが来た。

さて、クライアントさんとの仕事の打ち上げは、打って変わって上品な豆腐料理。高級な雰囲気のお店で15分前とは別世界に居る自分がなんだか不思議に思えました。

今日は「一人呑み」という小さな夢が叶って嬉しいけれど、うちのデザイナーさんにいつか言われた「そんないつでも出来ることを夢だなんて言ってないでとっとと一人で呑みにに行けばいいでしょう。」という言葉が思い出され、「ついに、僕も大人の男になったぞ」と小さくほくそ笑んでいる自分がやや悲しかったりした誕生日でした。

個人的なこと
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熊谷淳一

熊谷淳一

株式会社ノイエ 代表取締役。デザインで経営を伸ばす経営コンサルタント・クリエイティブディレクター。デザインは第5の経営資源としてデザイン経営とマーケティングの研究にいそしむ。 お酒、書と陶芸が好き。 尊敬する人は岡本太郎。
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