あるコンサルタントの方に、熊谷さんは経営者になりたいのか、個人事業者になりたいのか、どちらなんですか?と尋ねられました。
どっちか決めた事はまだない。
いいや、正直に行うと自分と社員が高い給料をいただいて幸せに暮らして行ける規模の会社だったら、それでいいかも、会社の規模を大きくするつもりもないし、社員を何十人もかかえてストレスを背負って生きるのもイヤだね~なんて思っていた事がありました。たいていのフリーのデザイナーはこんな風に思っている人が多いです。
これって、個人事業者の考え方ですね。
今までもなんとなくそんな感じに考えていたのかもしれない。
しかし、経営者になるのか、個人事業者になるのか、早い段階で決めた方が幸せですよとその人はいいました。目的地を決めないで事業をして行く事はどちらの道を取るにしてもメリットはない。目的地が違えば、当然プロセスも違ってくる。どちらかを決めないという事はどちらへもたどり着けないということ。
デザイン会社を初めて17年。長い年月が経ってしまいました。すでに早い段階ではないかもしれないけれど、今、決めました。
経営者になる。
個人事業者の方がきっと楽でしょう。だって個人だから。 会社は個人の物だから会社の金は俺の物でもすまされる。社員は社長に貢献するための人員。法人化している株式会社だって個人事業者はたくさんあります。社長が死んだらおしまい。だって個人=会社だから。
でも経営者は経営をして行く者。会社は社長のものではなく、社会のものになる。社員は会社のための社員であり、社会に貢献するための人間。社会に対しての責任を持つ必要があります。「経営とは企業の社会的価値を向上させること」であり、社長が死んでも継続して行くものでなければならなりません。
この二つは事業だけを見ていると違いが分かりませんが、社長のマインドが全然違います。
僕は今更ですが経営者になると決めました。個人事業者にはならないと決めました。
マインドを一新して、明日からがんばります!
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