先日、中小企業診断士の方とお話をしていて、クライアントさんで、成功する人としない人の大きな違いはなんですか?と尋ねてみました。
コンサルタントは幅広い経営の知識やケースワークのなかから、クライアントさんの問題を解決するためにアドバイスを与えて、実行させるのが仕事です。
「やっぱり自分で判断してしまい、こちらの言うことを聞いてくれない人だね。」「抵抗する人、嫌な顔をする人、理由をつけて実行しない人」つまり素直でない人。 とおっしゃっていました。
それはそうだろうな。うまくいかないからコンサルティングを受けているのに、専門家の意見を聞かずに自分で判断してしまうなんてことは、なんのためにコンサルをお金かけて雇っているのか?不思議でなりません。滑稽ですらあります。
今まで、バリバリに仕事を頑張って成果を上げてきた年配の社長さんほど言うことを聞かないそうです。昔の成功体験にこだわったり、新しいことを実行するのを嫌がったり、関心がなかったり。まあ、そんなことだから経営が傾いているのだろうけれど。
松下幸之助さんは「素直な心」が大切だとおっしゃっているのは有名ですが、「素直な心」を次のように定義しています。
「素直な心とは、寛容にして私心なき心、広く人の教えを受ける心、分を楽しむ心であります。また、静にして動、動にして静の働きのある心、真理に通ずる心であります」。
お互い人間が最も好ましい生き方を実現していくには、それにふさわしい考え方や行動をすることが大切で、その根底になくてはならないものが「素直な心」であるというわけです。
(PHPのホームページから引用しました。)
松下幸之助さんが、「わしのやり方でやったるわい、おまえらはだまっとれ!」なんて感じで経営していたら現在のパナソニックはなかったのでしょうね。
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