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今まではデザインなんてなくても良い時代だったが

「デザインはよくわからないなあ」とか「デザインって高いだけで本当に必要なのか?」「デザインなんか一番あとでいいよ」「デザインにはお金がかけられない」「うちのような小さい会社にはデザインはまだ早い」

このようなことをいつも聞かされます。その気持ちも分からないではないのですけど。

なぜなら、今までの時代は小さい会社はデザインなんてなくても商売ができていた幸せな時代だったから。狭い商圏で、まじめに商売をしていればいつものお客さんがリピートして買ってくれたから。

しかし今は環境は激変しています。不況だからという問題よりも、商売する環境や構造が変化しているのです。インターネットが出てきたために商圏は広がっています。つまり、遠い場所からライバルがどっと押し寄せているということです。「良い商品」「良い商売人」「良い会社」なんか当たり前なんです。日本は良い商品であふれています。真面目な人なんかたくさんいるのです。

多少ホームページが垢抜けなくても、多少手作り感いっぱいのチラシで商売していても 多少、トンチンカンなことをやっていても、お客さんは暖かく見てくれていた時代はすでに終わっているのです。むしろそういう会社に対しては「安心感」を持ってもらえません。

全く新しいお客さんに対して、自分の会社やサービスが「魅力的」に見ていただけるように、たくさんの競合会社とは何が違うのかがひと目でわかるように、「安心感、信頼感」を持ってもらえるように、そのためにデザインを経営に有効に活用する必要があるのです。

しかし、小さな会社ではまだまだデザインに価値を置いている経営者は少ないようですね。少ないからこそ、デザインに力を入れる会社は有利な立場に立てるのです。今ならね。

しかし認識してほしいことはライバルは国内の隣の会社なんかではなく、アジアの会社ですよ!中国や韓国、台湾は国家がデザインに投資していますから。何年も前から。

ソニーではなく、アップルが世界中に製品を広めていったように、パナソニックや東芝ではなく韓国のサムスンのテレビが世界中に広まったように、様々なアジアの会社がこれから国内に津波のようにやってきます。カッコいいデザインで、魅力的な顔をして。

ちょっとまだぴんとこないかもしれませんが、僕はそうならないわけはないと感じています。

デザイン
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熊谷淳一

熊谷淳一

株式会社ノイエ 代表取締役。デザインで経営を伸ばす経営コンサルタント・クリエイティブディレクター。デザインは第5の経営資源としてデザイン経営とマーケティングの研究にいそしむ。 お酒、書と陶芸が好き。 尊敬する人は岡本太郎。
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