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企業が大きくなるとロゴがシンプルになる理由

ここ数年、有名企業のロゴマークが変わっています。最近ではマイクロソフトのロゴとマークが刷新され、話題になっています。アップルと何かと比較されますが、アメリカではあまり良い評価ではないようです。デザインに関してはアップルにはかなわないでしょうから、まあ、仕方ないですね。

日本では金融のプロミス、ちょっと前になりますがスターバックスやNTTドコモ、auや日本航空も昔の鶴のマークに戻しました。

いずれのマークも様々な評判ですが、共通しているのはシンプルになっていくということ。アップルのマークも昔は7色のリンゴでしたがいまはシンプルなベタ面のマークに。スターバックスも文字を取り除いてイラストだけになりました。

シンプルになっていく理由は何でしょう。それは企業が大きくなって商品やサービスのジャンルや種類が多様化してきたので、どんな形態や様々な世界観にも違和感がないようにマークを収めるにはシンプルにしたほうがフィットするからです。

さらに、ある程度認知されてきた場合に、細かい要素を取り除いて記号化させていく事によって印象の強さを打ち出していく戦略です。究極の記号化がキリスト教の十字架やナチスのハーケンクロイツ(鉤十字)です。企業ではナイキが成功していますね。

今回マイクロソフトが4色の四角をシンボルマークにしました。これも、どシンプルですね。しかし僕にはどうしてもグーグルの何かのサービスマークのように見えてしまいます。先にグーグルは4色の展開で様々なプロモーションを行い、ブランドイメージを作り上げてしまっていますので、やや不利なのかなと感じてしまいますね。
普段はWindowsを使っていない僕だけの感じ方なのかな。

デザイン
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熊谷淳一

熊谷淳一

株式会社ノイエ 代表取締役。デザインで経営を伸ばす経営コンサルタント・クリエイティブディレクター。デザインは第5の経営資源としてデザイン経営とマーケティングの研究にいそしむ。 お酒、書と陶芸が好き。 尊敬する人は岡本太郎。
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