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松葉杖が取れました

3月末に足首を骨折して、ようやく松葉杖が取れました。
この50日間、本当に大変な思いをしましたが、様々な気づきを得ることができました。

人間の体がいかに精巧な作りなのかの認識を新たにしました。

腰から足、足首、つま先までの骨の構造、筋肉やすじの機能、関節の回転などすべてが一度に連携して動き、役割を果たしてスムーズに「歩く」という動作を果たしています。そんな事意識した事ありませんでしたが、ある部分の機能がなくなるととたんに全体の調和が失われてがたがたになってしまいます。

ギブスをして片足で松葉杖をついている時は、3倍のエネルギーをかけて、そしてスピードは半分になり、遅くて不安定。10分歩くだけで汗だくになってしまいます。家に変えるとヘトヘト。現在も左足の筋肉がすっかり衰えてしまい、スムーズに歩けていませんが、本当に自然というのは人間だけでなく動物も植物も、天体も完璧なものだなあと思い知らされました。

そしてたくさんの見知らぬ人に親切にしていただきました。電車で席を譲っていただいた方、階段を使わないような道順を教えてくれた駅員さん、一度通り過ぎて、わざわざバックで戻ってきてくれたタクシーの運転手さん(危険でしたよ!)うちの社員さん、朝食会の仲間、そしてうちの奥さん。本当にみなさんに感謝です。

駅や街のバリアフリーについてもいろいろ考えさせられました。都心はどこに行っても階段には手すりがついています。たいていの大きな駅にはエレベーターもありますし、これらが無ければどこにも行けなかったでしょう。しかし、どこにエレベーターがあるのか、次の電車の優先席は駅のホームのどの位置に来るのか、自動改札の幅が狭くて通りにくいとか、バスのステップが高くてエイヤ!とジャンプしないと乗れないとか…。

僕は数日で歩けるようになりましたが、高齢者や障がい者の方達はずっとこれらの中で生活しなければならないことを思うと、まだまだ改善の余地はあるようです。

自由に行動できるようになって、思う事は「では、僕はどこに行くのか?」という事。
行きたくても行けなかったところ、本当に行きたいところはどこなのか?そして行くべきところはどこなのか?

いつでも行けるようになったのだから積極的に足を運んで「行動」する事。何でも見て、人と会って、何でも体験できる。けがをする前だってそうだったけれど、忙しさにかまけて全然行動していなかった。行くべきところに行っていなかった。

そんな風にマインドが変わりました。

とりあえず、松葉杖がはずれたその日に居酒屋にひとり呑みに行きました!

デザイン
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熊谷淳一

熊谷淳一

株式会社ノイエ 代表取締役。デザインで経営を伸ばす経営コンサルタント・クリエイティブディレクター。デザインは第5の経営資源としてデザイン経営とマーケティングの研究にいそしむ。 お酒、書と陶芸が好き。 尊敬する人は岡本太郎。
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