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フィロソフィーは登山の道しるべ

弊社のあるクライアント様の会社ではフィロソフィー構築プロジェクトといって、数ヶ月もかけて社員全員で会社のフィロソフィー(経営哲学)を作っています。分厚いページの原稿も見せていただき、その内容も素晴らしいものでした。思わずその会社に入社したくなってしまいました(笑)。何より社員みんなと議論しつつ、意見を聞きながら築いて行ったというプロセスが素晴らしい。

その社長は稲盛和夫氏が主催する経営者の勉強会の稲盛塾の塾生で、経営にアメーバ経営や稲盛氏の思想をを取り入れ、大きく成長しています。

倒産した日本航空の会長を務めている稲盛氏は昨年の日本記者クラブでの講演でもフィロソフィーの重要性を強く説いていました。

 

日本の現状は低迷ではなく、安住である。

戦後の日本は金も技術もない中小企業のオヤジたちがただ不屈不撓の一心で、復興を成し遂げた。 しかし明治維新の若者たちや戦後の日本人のような人が少なくなり、 今は強烈な願望がないリーダーやモーレツ社員がいない、モーレツ社長がいないと言います。

経営というのはまずどの山を登るのかを決めること。

高尾山なのか、1000m級の山なのか、2000m級なのか、富士山なのか、エベレストなのか。

山の難易度によって装備もトレーニングも意識も考え方も準備がすべて異なる。

計画も知識も協力してくれる人たちも違う。

どの山を登るのかを宣言することなしには目的地にはつかない。

そして登山の路では様々な迷いも生じる。その時にリーダーが損得で判断せずに善悪で判断する事、自分個人としてではなく人間としていいか悪いか、己を捨てること。社会にとって善悪を判断できる人間になることがリーダーである。

そのために経営にはフィロソフィーが必要なのである。

 

弊社の他のクライアント様でも、クレドといわれる会社のフィロソフィーを社員各自のIDカードホルダーに携帯させています。この会社も急成長しています。

うちの会社も経営哲学というほどのものはありませんが、目標…みたいなものは創業の時に作りました。そういえば見直していないなあ。うちの社員は憶えているのかな。

うちももう一度考えてみる必要があるかもしれません。

 

デザイン
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熊谷淳一

熊谷淳一

株式会社ノイエ 代表取締役。デザインで経営を伸ばす経営コンサルタント・クリエイティブディレクター。デザインは第5の経営資源としてデザイン経営とマーケティングの研究にいそしむ。 お酒、書と陶芸が好き。 尊敬する人は岡本太郎。
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