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感性工学会大会の3日目

3日土曜日から5日月曜日の朝から夜までプレゼンテーションを聞き、大変勉強になりました。しかしくたびれた。知恵熱出そう。
三日目のセッションで印象に残ったのは、電通が行った「そそる」力をビジネス領域へ、というプレゼンでした。この研究は論文賞をもらっていた。
購買する場合の思考プロセスとして、自分の中にある今までの経験や知識という体験情報に、外側からくる刺激(情報の事、例えば広告とかデザインとか)をミックスして、購買するかどうか心が動くのだという。その外からの刺激を4種類に分類し、マトリックスを作成して、パターン化していたのが面白かった。何かに応用できそうです。
ポスターセッションという、広いロビーにパーテーションを並べ、A1サイズの紙面1枚に研究発表をまとめた展示がありました。
「低解像度デジタル表示媒体におけるピクトグラム表現の印象評価」とかは僕の専門に関する研究で興味あった内容だったが、「aikoの歌詞における情景のイメージと歌詞の長さに関する考察」や「お茶とおせんべいにおける癒しに関する調査」とか、ユニークなモノもあった。今の大学生は、湯のみのお茶よりペットボトルのお茶の方に癒しを感じるという調査結果だった。日本人として悲しい気持ちになるねえ。
3日間、300種類の全ての研究発表は当然拝見できなかったが、これらの研究結果をどのように仕事に生かし、社会に役立てるのかが課題です。
ヒントとなるモノはたくさんありました。資料やノートや頭の中がグチャグチャなので早急に整理しなければなりませんが、仕事に追われてままなりません。
場所は工学院大学で行われていたのですが、3日目の月曜日は、授業をサボってラウンジでiPadで仕事してたり、学食でクライアントさんにメール書いたり、大学生にちょぴっと戻ったような懐かしい感覚を味わえました。
もう一度大学生に戻りたいよ。しかし今の大学生は僕らの時代の学生のように明るい未来が待っている気ままなキャンパスライフとはちょっと違うのだろうな。そこら辺は同情するけど、まあ同情している場合ではないな。自分もその渦中にいるのだから!

デザイン
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熊谷淳一

熊谷淳一

株式会社ノイエ 代表取締役。デザインで経営を伸ばす経営コンサルタント・クリエイティブディレクター。デザインは第5の経営資源としてデザイン経営とマーケティングの研究にいそしむ。 お酒、書と陶芸が好き。 尊敬する人は岡本太郎。
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