今日の日経平均の終値が2008年10月27日のバブル崩壊後の最安値に迫る7173円でした。そういえば最近ホームページをリニューアルしたせいなのか、不況のせいなのか、本当に営業の電話が多くてびっくり。
今までは不動産や投資、求人会社が多かったが、最近は映像プロダクションやホームページ作成会社、カメラマン、それにデザイナーまで！みんな同業者ですよ。デザイナーにおいては、ライバルでしょう。営業先が間違っているんじゃないの？それも、営業職ではなく、制作スタッフが営業の電話をかけてきます。クリエーターって営業するの苦手なんですよ。本当に仕事が減ってるのね。
と言うことを感じつつ、経営の神様松下幸之助の「不況に克つ12の知恵」を読んだ。
松下さんの講演の肉声のCDがおまけについて500円というこのご時世にリーズナブルな本です。
薄いので立ち読みでも読めてしまうのですが、キチンと購入しましたよ。
50年以上も経営を続けてきた中で様々な不況に立ち向かってきた松下氏。不況に克つための考え方をまとめたもので、表紙の「緊急出版！」という文字が痛々しいです。
いろんなお話がありますが全体に言えるのは、「じたばたしてもしょうがないやろ。不況を前向きに考えましょうや。しかし、ただじっとしているのではない。これをチャンスとして今できることをやりながら過ごさなあかん」と言うことでしょうか。
「好況よし、不況さらによし」と言わせしめる、このポジティブシンキング。
「仕事がなければ、休んだらいいじゃありませんか」と余裕をかます。しかし、休みにしたのは工場の行員さんだけで、営業は休みなしで駆け回って打ってこい、努力せえという徹底ぶり。
69ページととても薄い本ですがいろいろと考えさせられた1冊でした。
ご関心のある方→不況に克つ12の知恵