タイポグラフィ協会の総会に久々に行ってきました。
私が協会に入会したのは独立してまもなくの1997年。もう12年経つのだなあ。これを書きながらびっくりしました。総会に顔を出すのは3年ぶり。ここのところずっと忙しくてご無沙汰していましたが、皆さん暖かく迎えてくださって感激でした。忘れられていると思ったのに!
総会ではタイポグラフィの活動に貢献した個人と企業に「佐藤敬之助賞」という賞を毎年授与しています。今年は綿貫宏介氏とATOKのジャストシステムさんでした。それに、タイポグラフィ年鑑の各賞の授賞式もあり、会場は賞を取られたデザイナーのみなさんと会員の有名デザイナーさんと大盛況でした。
ここ数年から学生賞を設け、新しいデザイナーを発掘しようとする動きもあります。受賞した若いデザイン学生の皆さんともお話ししましたがほとんどの方が現在就活中ということで、厳しい時代を感じさせられました。みんな優秀でうちの会社に入社していただきたいですよ本当に。インターンで良ければ働きに来て欲しいなあ。
タイポグラフィ協会は地味ですが、45年もの歴史のあるデザイン団体です。文字のデザインといってもロゴタイプやマーク以外にも、フォントなどのデザインとか携帯電話の文字の書体やら、文字のデザインは地味だけれど重要なデザインなのです。グラフィックデザイナーの腕を見るにはタイポグラフィーのセンスを見ると良いといわれます。それほど文字のデザインというのは難しく、技術を身につけるのに時間がかかる物なのです。
懇親会では、私のあこがれのデザイナーさんにお会いできて嬉しかったです。学生の頃から好きだった蟹瀬行雄さんや、松永真さんの息子さんの松永真次郎さん、イラストレーターの田代卓さんなど、ミーハー気分100%ですが皆さん素敵でした。
二次会に行きたかったけれども、会社に戻って仕事しました。ワイン呑み過ぎちゃって、酔っぱらいのろれつ回らん状態でディレクションし、うちのデザイナーたちもトホホな気分だったでしょうね。ごめんなさい。
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