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朝日新聞社のデザイン部を見学してきました

僕が所属するタイポグラフィ協会の勉強会で、 朝日新聞社のデザイン部を見学してきました。タイポグラフィ年鑑というデザイン年鑑のグランプリに 朝日新聞社のインフォメーショングラフィックスが選ばれたのをご縁に、この度見学させていただいたのです。

築地にある朝日新聞社の本社。社会部、編集部、写真部、デスクなど朝日新聞社の心臓部に入れていただきました。見渡す限りのひろ~いオフィスで撮影は禁止だったのでそのフロアの雰囲気をお伝えできないのが残念。普段ならば「あの原稿はどうした!」とか、「あと3分で締め切りだぞ!」とかドラマでイメージするような光景が飛び交っているそうなのですが、当日は土曜日の昼過ぎで、夕刊の編集と印刷がおしまいになり、ややおちついた静かな雰囲気が漂っていました。

デザイン部では20人のデザイナーが紙面のデザインと連載のタイトルデザイン、そして記事に付随する説明図などを制作しています。デザイン部の部長さん、アートディレクター、デザイナーさんが私達20人ほどのお相手をしてくれました。

タイポグラフィ年鑑のグランプリに選ばれたのは「東日本大震災の被害」詳細な情報を わかりやすく、美しくデザインした新聞の特集記事です。

グランプリを取った作品(デザイン寺島隆介氏)

このような情報を文字だけで伝えるのは難しい。グラフィックデザインの手法を用いることによって、正確な情報をわかり易く、そして感情に訴える事ができるのです。

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これをデザインした寺島隆介氏(イケメン)にも様々なお話を聞くことができました。新聞のデザインでやはりネックになるのが時間との戦いだそうです。これだけのデザインを数日、数時間で作って行かなければなりませんし、そのクオリティも朝日新聞ですからチャチイものは作れません。800万人が見るのです。朝まで働いて、数時間寝て、昼ころに出社して、みたいな生活を送っていたそうです。

どんな作り方をしているのか、苦労話やこれからの新聞のデザインのお話、などなど色々と勉強になりました。

大きな輪転機も見学させていただきました。ちょうど夕刊が刷り終わって回っていませんでしたが巨大な工場は思ったよりもクリーンでした。何も印刷されていない真っ白い新聞紙がとても新鮮。欲しかったのですがやはり持ってこれませんでした。

その後皆さんで寺島氏を囲んで懇親会をひらき、また楽しく様々なお話ができました。日本のインフォメーショングラフィックスを代表するNDCグラフィックスの中川憲三氏も「これからインフォメーショングラフィックスをもっとメジャーにしましょう!」と大いに盛り上がりました。

デザイン
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熊谷淳一

熊谷淳一

株式会社ノイエ 代表取締役。デザインで経営を伸ばす経営コンサルタント・クリエイティブディレクター。デザインは第5の経営資源としてデザイン経営とマーケティングの研究にいそしむ。 お酒、書と陶芸が好き。 尊敬する人は岡本太郎。
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