日本チケット商協同組合様のご依頼で登壇いたしました。毎年行われている「チケットフォーラム」というイベントで、いわゆる金券ショップのビジネスをされていらっしゃる全国の方達の集まりです。毎年警察の方や偽造券の鑑識の研究される専門の方を御呼びして、倫理研修を行っていらっしゃるということです。さらに、毎年ビジネスに役立つテーマで専門家をお呼びしているそうなのですが、今年はマーケティングのテーマで私がお招きいただきました。
「売れるお店の作り方」というテーマで短時間でしたが60人の前でお話しさせていただきました。
場所は国際フォーラムの会議室で、先週までIMFの総会が開かれていたところです。ガラスのホールが美しかったです。
講演のスライドを作るために今まで調査に歩き回っていましたが「ちょっとこれは難しいぞ」と感じていました。今までのセミナーの話では、まず強みや差別化を明確にしましょう、というコアの部分があったのですが、金券を販売するビジネスはお客さんが目的買いをしにくる場合が多いので、その店の強みを出したりとか差別化が難しい。商品も全国的に同じだしね。そしてお店のデザインだって、どのお店もチケット情報を書いた価格表やPOPが壁にびっしり貼ってあるような感じでほとんど同じ。差別化戦略はデザイン的にはまだ難しい業界なのかなと感じました。だからデザインの話はほとんどできません。
お店を回って感じたことは、チケットが多くのお店で「陳列」されているだけ。そこに価格の書かれた紙切れがおかれているだけ。買い物をする楽しさがありません。ディスプレイになってません。POPの質も良くない。どのお店も同じような状況でした。そこで、マーケティング的にお店に誘導する方法、そして購買数をあげる工夫、そしてリピートしていただくアイデアの3つの構成でお話ししました。すぐにできる実践的、かつ具体的なマーケティングの手法です。
ただ、時間が短かった。いただいていた時間は50分。しかし前半の方々のお話が押してしまっていたので40分でお話ししましたから、ちょっと話の理解が難しかったかなあ。と危惧していました。
しかし、そんな心配も懇親会では皆さんと楽しくお話ができて消えました。「今日のフォーラムが今までで一番よかった」とか、「とても具体的で明日からすぐできます」とか「お話が上手でみんな一生懸命に聞いていましたよ」など褒めていただき、ほっとしました。
また来月もセミナーのお仕事があります。準備が大変ですが、終わった後、皆さんとお話ししたり、お役に立つことが嬉しいので、終わればその苦労も吹っ飛びます。11月は企業様の研修と山梨県で5週連続15時間のセミナーが待っています!準備しなきゃ。
コメント