昨年の8月に、デザイナーの募集を開始し、22名の方に応募していただき、6名の方と面接させていただきましたが、結果として、未だ決まっておりません。
求人は「ご縁」だと考えているので、求人広告を出して一発で決まるものだとは思ってはおらず、まあ良いのですが。
とはいえ、いつまでも決まらないのも、経営的にうまくないので、このようにブログでも告知している次第です。
求人広告の営業さんによると、夏から秋にかけての求人はあまりお勧めしないとの事。人が動くのは年明けから3月頃までが多いそうです。
という事は、今ですね。どうりで、最近駅の交通広告やCMで求人広告の宣伝が多くなった気がします。
最新の中小企業白書2015年版には、完全失業率、有効求人倍率の推移のグラフが掲載されています。景気も良くなりつつあり、失業率も3.5%、求人倍率も1.15となり、現在は売り手市場です。うちのような小さい会社にはなかなか人が応募してくれないのが現状ですが、人が来てくれないのは中小企業の共通の悩みのようです。いわゆる就職氷河期時代というのは求人倍率が1をきった期間の1993年から2005年くらいまでのことを言うらしいのですが、この年に大学、高校を卒業した人は35前後から40過ぎくらいの人になります。今回のうちの求人に応募してくれた方も、昔は20〜30代がほとんどで、40近い人は全く応募がなかったのですが、今回はちょうどこの年齢の方が多くてちょっとびっくりしました。そして経歴を見ると、派遣でデザイナーをしてきた方も多かった気がします。
派遣でも、40以上でも仕事ができれば、かまわないのですが、やはり20年もデザイン会社を経営してきて、時代を感じました。
働く事は自分の存在意義や価値を高める事のひとつだと考えています。正社員がすべてではないですが、でも働く環境や待遇は大切な要素ですので、どこの職場でどんな仕事を誰とするのか、という事はとても大切です。うちの会社で働いてもらうからには、これらの事をふまえて、幸せになっていただけるように最大限の努力をしたいと考えています。
これから求人広告を出しますが、よい「ご縁」がありますように、願っています。
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