佐賀大学にて「学芸員技術研修会」の講師を務めさせていただきました。
テーマは「展示グラフィックと集客ツール」。つまり、ミュージアムのチラシの作り方と展示パネルのデザインのお話です。
学芸員さんはミュージアムにおいていろんな仕事をしなければならない中で、予算が少ないために自分で集客のチラシや展示パネルを作っているという館がとても多いのです。デザインの事なんか全く学んだ事がない人たちが、見よう見まねでチラシやパネルのデザインを行っているので、あまり効果は出ていないのが実情。そこで、集客するためのチラシのデザインや読みやすい展示パネルの研修を九州産業大学の緒方先生が中心になって主催されているという次第。昨年度もたくさんの講師を九州に集めて様々なテーマで「学芸員技術研修会」が開かれましたが今回は、第2弾で展示グラフィックと照明技術など3つの講座だけをピックアップしていただきました。
午前10時から夕方5時までみっちりスライド270枚を使って、グループワークもたっぷりとって講義が続きました。
20名の受講生も和気あいあいと意見交換も進んで、楽しくも充実した講義になりました。
空は晴れていましたが気温はかなり低く、大粒の雪が青空の中を舞っていたという面白い天気でした。
講義が終了して、博多へ移動。先生方と居酒屋で遅くまで日本のミュージアムや学芸員さんの実情について語り合いました。
酔っぱらって、博多の駅からホテルへ行こうと思ったら反対方向に延々歩いているのに気づいて、タクシーで逆戻り。
長い一日でした。
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