先日とあるセミナーに参加した人の話を聞きました。
そのセミナーは「金持ち父さん貧乏父さん」で著名なロバートキヨサキ氏やジェームズスキナー氏を始め、有名な方々が登壇するものでした。いわゆる「成功系セミナー」です。
幕張メッセの会場に4000人が集まったそうですが、座席が3種類用意されていて、一般席が39800円、プレミアム席が73500円、VIP席はロバートキヨサキ氏と一緒の席で食事ができるとか様々な特典付きで、なんと298000円するのだそうです。
で、そのセミナーに参加した人の話によると3つの席に分かれた聴衆の態度が全然違っていて面白かったそうです。
一般席にいる人たちは、講演中におしゃべりをしたり、司会が話をする時間は立ち歩いたり、プレゼントに群がったりひどい有様だったそうです。方やVIP席の人たちは、紳士的で熱心で、休み時間もおとなしく、しかし熱い気持ちで参加しているのが見ていてわかるというのです。
VIP席のチケットを買った人はお金持ちで成功している人たちが集まっていました。ロバートキヨサキ氏の本を何度も何度も読んでぼろぼろになったその本をロバートキヨサキ氏に見せたくて持ってきたとか、ジェイエイブラハムというマーケティングのコンサルタントの本も20回は読んだとか、ナポレオンヒルの「思考は現実化する」という本も30回は読んだとか、そのような世界中で読まれている成功本やビジネス本を何度も読んで、脳にインストールしている人たちだとか。
本を20回も読むなんて!著者と同じ思考や行動ができるようになるためにはその本が頭にしみ込むまで読み込む必要があり、VIP席の人は大勢の人がそのようにしていたというのです。 いろんな本を20冊読んだ方が良いのではないのか?とも思いましたが、たしかに1回だけ読んでもほとんど忘れてしまうのですよね。20冊読んでも20冊分忘れてしまうならば名著を完璧に読んで行動や思考を変えられた方がいいですね。
だからお金持ちになってVIP席に座っていられるのでしょう。
そしてそんなに成功しているのにも関わらず、熱心に講演者の話を聞き、態度が素晴らしいというのはどういう事でしょうか。一般席だって39800円ですよ。安いセミナーではありません。それでも数千人も集まると一般席の人たちは態度悪く乱れ始めるのですね。この差は何なのでしょうか。
「どれだけ本気で成功したいか」
その一言につきるのではと思いました。
本を20回読む事も心から強く求めているから苦痛ではないのですね、きっと。
そんな気持ちで仕事をしたいと思いました。
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