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会社の「デザイン」は佇まい(たたずまい)

デザインの価値がよくわからないと言われます。

「そんなものにお金をかける余裕がない」
「優先するものがデザイン以外にも沢山ある」
「お金が貯まったら、考えます」

零細企業や個人事業主であれば、その通りかもしれません。デザインが最優先、なんて僕も思っていませんが、ある程度の規模になっても、個人事業主のような会社が数多くあります。また、規模は小さくともなんらかの形で社会に影響を与えている会社であるのに、ひどいデザインのホームページや会社案内、ロゴマークを使っています。

僕は会社のデザインは佇まい(たたずまい)だと思っています。
佇まいとは人やモノを包み込んでいる独特の雰囲気のこと。立っていても、座っていても、歩いていたり、話をしていたり、何をしていても、その人が醸し出すオーラというか、身のこなし、振る舞い、空気といった印象ですね。良い意味で使われる場合が多いようです。

あの人はどういう人なのか、よくわからないけれども、なんだか「良い人そう」、なんだか「信用できそう」なんだか「仕事ができそう」という人がいます。

その反対に、なんだか「インチキくさい」なんだか「ヤバそう」といった人もいますよね。会社組織も全く同じです。

「お金がないからデザインは後にする」という小さな会社や個人事業主さんが多いのですが「後にするからお金が入ってこない」という事に、気がついている人は実は少ないのです。
どんなにその人が腕を磨いてもその素晴らしい腕が素晴らしく見えなければ仕事は誰からも依頼されない。
それに気がつかない人が非常に多い。
僕のクライアントさんは個人の方もいらっしゃいますが、高い金額をお支払いいただく方は、本気度が違うので、必ず成功されています。うちにお支払いいただいたデザイン料金の何倍も稼いでいます。
もちろん、うちはデザインを作るだけではなく、稼ぐ仕組みまで面倒を見ますので、稼ぐ事ができるのですが。

経営が傾いてから慌てて相談にいらっしゃる方もおりますが、時既に遅し。
お金がなければ何もできない。そんな状態になる前に、経営者は決断しなければなりません。

佇まいはにじみ出てくるもの。それは人間の場合はそうかもしれませんが、会社の場合はちゃんとした見え方の専門家であるデザイナーが作ってあげる事が必要です。

 

 

 

デザイン経営
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熊谷淳一

熊谷淳一

株式会社ノイエ 代表取締役。デザインで経営を伸ばす経営コンサルタント・クリエイティブディレクター。デザインは第5の経営資源としてデザイン経営とマーケティングの研究にいそしむ。 お酒、書と陶芸が好き。 尊敬する人は岡本太郎。
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