9月19日、福島県原町商工会議所にて「良さそうの法則と売れるパッケージデザイン」というテーマで登壇いたしました。
福島県の原町は東北大震災で大きな被害に見舞われた地区です。東京電力第一原発がある南相馬市にあります。第一原発がある浜通り双葉郡の隣町です。原発のせいで鉄道の復興工事ができずに、原町商工会議所までは福島駅からバスで2時間も揺られて行きました。
原町商工会議所の方には「パッケージデザインでいいんですかね?売れるチラシとかの方がいいのでは?」などという心配もして尋ねて見ました。パッケージのデザインを考えているのはメーカーや大規模な卸の会社が多いので、原町のような小さな町の会社にはミスマッチかな、と思ったのです。「震災から、多くの会社が減ってしまって。なかなか大変なんです。人も減ってしまって。だからこそ、今まで行っていなかったデザインやパッケージなどのテーマをやろうと思ったのです。」とおっしゃっていただきました。
商工会議所のセミナーで、デザインを取り上げること自体あまりないにも関わらず、パッケージデザインをテーマに決めていただいた原町商工会議所の皆さんの意気込みを感じました。
受講者の皆さんから質問もたくさんいただきました。大抵は質問ありませんか?といってもなかなか手を上げてくれないので、私も質問の時間は設けてこなかったのですが、皆さん熱心でありがたかったです。
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