千葉件産業振興課の「ちば・戦略的デザイン活用塾イブニング講座」のセミナー「販促ツールデザインの極意」の後半の講義を致しました。前半は挫学でしたが、後半は実際に自社のチラシのラフ案を作るワークです。
売れるツールを作るために必要な3つの要素と、それらを表現するための技術としてのデザイン。それをふまえてA4の画用紙にマーカーと鉛筆で実際に書いてみてもらいました。皆さんたったの90分で描いたと思えないほど、ちゃんと完成されていました。このラフをデザイナーに渡せば、売れるチラシはすぐに完成です。
デザイナー自身がこのような「売れるポイント」を知らずにカッコイイだけのデザインを提案してしまい、結果を出さない現状があるので、デザインを発注する側がこのようなラフ案を作れて、それに基づいて表現技術の専門家であるデザイナーがデザインするのが望ましい作り方ですね。
まあ、デザイナーが全部わかって作ればよいのですが。そういう意味では僕の講義はデザイナーにも受けていただきたい内容です。実際、東京都の産業振興課からはデザイナー向けにセミナーをして欲しいという話もありました。でも、きっとデザイナーはそんなこと感心ないから人が集まらないね、なんてことで話は消えたようです。多摩美や武蔵美でこのようなことを教えていかなければイカンと思います。
わざわざ鹿児島から2週に渡って来てくださったKさん、感激しました。僕の講義に3度目の参加をしてくださったHさん、感謝です。メーカーのデザイナーのOさんもがんばってね!そのほかにも皆さんの熱心な姿勢に頭が下がります。産業振興課の方達にもいつも良くしていただき感謝します。皆さん本当にありがとうございました。
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