売り上げが3倍に!〈コンサルティング会社〉

井本様

信用してもらうものは最初は何もない。
その時にインパクトを与えるのは、かっこ良さしかなかったんですよ。 それがあると、信頼性が増しましたね。

株式会社シフトセブンコンサルティング
代表取締役 井本憲史様

ケーブルテレビ事業者、クリニック向けに業務改善支援のサービスとコンサルティングを行われています。製品販売、システム開発、教育サービス。本社所在地は東京中央区、支社を福岡県におき、全国のケーブルテレビ局を飛び回っています。

他のデザイン会社は、「どうしたいですか」って聞くんですよ。
でも、熊谷さんは「どんな目的なんですか」って聞いてくれたので、そこがかみ合ったんでしょうね。

熊谷:デザイン事務所は他にもたくさんあったと思いますが、なぜその中から弊社を選んでくださったのでしょうか?

井本様:見積もりを取るために4社ほどお会いしましたが、デザインに関して、熊谷さんからは「経営が伸びる」という言い方でご説明があったんです。「売り上げが上がる」と、そういう観点でデザインが必要だ、と言ってくれたのは、ノイエさんだけだったですね。

熊谷:え、うちだけですか?

井本様:他は、「かっこよくつくりますよ」とか「クールにいきますよ」とか、そういう感じでした。だから、「何のために」ということはなかったですね。

熊谷:そうですか…。いまだにないんですね。

井本様:システムの世界も一緒で、なんの為にシステムを作るのかを議論している会社ってないんですよ。ほとんどは「どうしたいですか?」という質問で、「何がしたいんですか、どんな機能が欲しいですか」ということを聞いてくるんですね。お客様はシステムのプロではないので、何ができるのかわからないんです。機能を知っていれば全然発想が違うはずなんですよね。

システムを提案する側というのは何ができるのか知っているのに、システムのプロではない人に向けて「何がしたいですか」と聞くんですよ。お客さんの方はそもそも何ができるかわかっていないのだから、「こういうことができますが、御社ではこういう方がいいんじゃないですか」と言ってくれるべきなのに。「何がしたいか?」というような飛躍は絶対ないはずなんですけどね。でも、「何がしたいですか?」と聞くんですよねえ。

熊谷:それではコンサルティングになっていないですよね。

井本様:なってないですよ。他のデザイン会社は、「どうしたいですか」って聞くんですよ。でも、熊谷さんは「どんな目的なんですか」って聞いてくれたんで、そこがかみ合ったんでしょうね。

熊谷:デザイン料に関してですが、他に安い会社もいっぱいありますよね。弊社はやっぱり高いって感じがしますか?

井本様:安いか高いかっていうのはよくわからないですね。

熊谷:わからないですか?

井本様:比較した時は、他の会社とそんなに変わらなかったですよ。

熊谷:本当にデザイン料ってピンキリなんですよ。信じられないくらい安い会社もありますが、そういう会社は安くしないと仕事が来ないところか、価格の範囲でしか仕事をしないところですから。うちは価格以上のサービスを提供するつもりで仕事をさせていただいています。

井本様:そうですね。

制作物写真:マニュアル

売り上げは3倍伸びました。こういうデザインのプレゼンテーションがなかったら、今のうちの売り上げはなかったと思います。

熊谷:お打ち合わせなどの対応はどう思われますか?社員の電話での対応とか、私の態度とか、いかがでしょう?言いたいことが言いにくいなどという雰囲気を感じたりとか、なにかご不満などありましたら、ざっくばらんにおっしゃってください。

井本様:そんなことないと思いますよ。非常に対応をきちんとしていただき、すぐに連絡取ってくれますし、コールバックも早いですし。

熊谷:お客様から電話があったら、できるだけ早く電話を返すようにと社員には言い聞かせていますので。

仕事のスピードはどうでしょうか?

井本様:特に遅いなと思ったことはないですし、いいと思います。

熊谷:アフターサービスに関してですが、うちを含めてデザイン会社ってなかなかできていないのですが、納品したあと、売り上げはどのくらい伸びたのか、とかお聞きしたいんですよ。

井本様:売り上げは3倍伸びました。多分、正直その、こういうデザインのプレゼンテーションがなかったら、今のうちの売り上げはなかったと思います。キーノートの資料もそうですが、たいていあれで「いいね!」となりますから。

熊谷:たいていなりますよね。

井本様:なりますよねえ〜。 最初は、うちを信用するというものは何もない訳じゃないですか。今は全国に実績も増えて、お客様の方から電話をいただいたりもしていますけれど。 最初、数人でやっている、その時にインパクトを与えるのは、“かっこ良さ”しかなかったんですよ。「きれいだね」とか「資料作るのがうまいね」とか。それがあると、信頼性が増してくるっていうのがありましたね。結局それが一番良かったと思うんで、多分それがなかったら、いまだにあのマイクロソフトのパワーポイントの資料を使ってますよ。フォントにしても、汚い文字しか入ってなくて。

熊谷:それで当たり前だと思っている会社がいっぱいありますよね。僕もセミナーでそこを言うんですよ。なんで信頼性を大切にしないのですか?と。汚い身なりで「いらっしゃいませ」って言ったってお客様に対して失礼ですし、汚いホームページやあか抜けない会社案内で「うちの仕事はですねえ」と言ったって誰も見ないじゃないですか。「信頼」に、“見かけ”って大事ですよね。もちろん中身があっての “見かけ” ですが、それは言わずもがなですよね。

井本様:中身がないから、「カッコつけてもしょうがない」というのは結構あると思いますよ。

熊谷:それもあるかもしれませんね。

制作物写真:プレゼン資料・サービスロゴ

新卒の社員が多く集められたのもデザインのおかげです。 それと社員の士気が高くなりました。 ビジネスに使うデザインにはムダがあってはいけないと思うんですよ。

井本様:デザインをする上で熊谷さんが聞いてあげているのは、要するに「何を伝えたいんですか」っていうことですよね。

熊谷:そう!その通りなんです。わかってらっしゃる! うちのキーワードは「伝える」ということなのですが、自分でも何を伝えたいのかがよくわからない会社さんが多くて。ですから一緒に考えていくと、しまいにはコンサルタントみたいな仕事になっているんですよね。そこを聞けないと、何を表現していいかわからないんです。社長の好き嫌いでデザインが決まっていったりしてね。その辺りがわかっている会社とわかっていない会社の差は大きいですね。 井本さんは最初からそういうことをおっしゃっていましたよね。

井本様:そうでなければたぶん売れないですよ。 私も最初よくわかってなかったんですけれど、ない中でも “これ”って伝えていかなければならないじゃないですか。現時点でも、まだまだもっと進化させて、わかりやすく昇華させていかなければならないって思っているんですけど、それをまず言葉にしなければいけなくて、それが大事だと思うんです。そしてそれがデザインになっていくんですよね。

熊谷:そうなんですよ。思想とかコアがないと形にならないのです。それがないといろんなデザインが出てしまい、結局伝わらない。

井本様:そこらへんは熊谷さんからヒアリングしていただけるんで、そこがいいなと思いましたね。

熊谷:今まで弊社が作ったものへの評価はいかがでしょうか?

井本様:お客様に見てもらえる、見てもいいだろうと思わせることができていると思います。ださかったら、見てももらえないでしょうね。売り上げが3倍になったのも、優れたデザインがあったからでしょう。新卒の社員が多く集められたのも、「入社したい」と思ってもらえたのもデザインのおかげです。それと社員の意識が高くなりました。

フォントに関しても、全員の意識が高まって、企画書でもちょっとでもずれていると直したり、書体を統一したり。厳しくみています。ビジネスに使うデザインにはムダがあってはいけないと思うんですよ。 それらは熊谷さんからの資料で勉強させていただきました。チャートやグラフの置き方もデザインの視点でみますし、同じことがだぶっていたりしないかも細かくチェックして。シンプルな表現で伝わった方がカッコいいと思います。基本のデザインのルールが決まっているので、そこから外れることはないですね。

制作物:名刺

あと、名刺はカッコイイって言ってもらえますよ。それと資料ですね。結局、最初に渡すこの2つがポイントですよね。ぱっと見た時に「めんどくさい」と思われたら、そこで終わりですから。

熊谷:競合他社と見比べられることもありますからね。

井本様:こっちの方が頭良さそう、と思われますよね。

熊谷:「良さそう」と思ってもらうのがデザインの力ですから。

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