経営者に向けたデザインセミナー・ワークショップのご紹介

【実践ワークショップ】商品・サービスの魅力が伝わるチラシを自分で作ろう

大阪産業創造館
大阪産業創造館

中小事業者・起業家の支援機関である公益財団法人 大阪市都市型産業振興センターが運営している大阪産業創造館様で、毎年「自分で作る売れるチラシの作り方」をテーマにセミナーをさせていただいています。

今回は、マーケティングの企画段階から具体的にチラシを作り上げるところまでワークを踏まえてお伝えする全2回のセミナーです。どうすれば売れる内容が書けるのか、どのような言葉で表現すればいいのか、それをどのようにビジュアルで見せればいいのか。決してかっこいいデザインの作り方のレクチャーではなく、60点のデザインと60点のマーケティングのチラシを目標にチラシをつくります。

60点と言うのは決して高い数字ではありませんが、デザインやマーケティングの専門家でない人が70点、80点を取るためにはよほどの努力とかなりの長い時間を要してしまいます。それよりも現在20点のチラシが60点になれば3倍良くなるので、これはなかなか凄いことだと思います。ただし、デザイン60点、マーケティング60点でなければなりません。デザインだけ80点でもマーケティングが30点だと売れるチラシにはならないのです。プロのデザイナーが作る綺麗なだけのチラシにはこのタイプが多いです。

セミナーの内容

対象 中小企業の経営者、集客、営業担当者、店舗運営担当者
内容 【第1回】 マーケティングとデザインとコピーの技術的なお話と、事前に提出していただいた現在使用しているチラシを添削しながら改善ポイントを解説していく公開添削を行いました。
・現状の確認
・自社商品のポジショニング、ターゲットの確認
・自社の強みを見つけよう
・コピーライティングについて
●宿題:添削を踏まえたチラシの修正
【第2回】 公開添削したチラシを宿題として修正してきていただき、そちらを添削、その改善ポイントを踏まえてパソコンルームでその場でご自分で修正していただきました。最後に修正したチラシをもう一度皆さんの前で添削しました。
案内ページ 大阪産業創造館 イベント案内ページ

セミナーの様子
セミナーの様子

受講生の皆様の声

講義の中で何度も繰り返されていた”価値”について、私は、商品開発部に所属しているのですが、新商品構想において”モノ(≒役に立つモノ)”を売るのではなく”価値(≒意味があるモノ)”を考えろ!と上司からよく言われます。本講座で、その背景・理論をより理解することができました。

また、「マーケティング+デザイン」の考え方について、大まかにはわかっていると思っていたのですが、基礎となる部分やその手法・戦術について学ぶことができ、販促にとって、とても重要なことを再認識することができました。

今回学んだことは、販促ツールだけではなく、基礎となる構成や考え方は、プレゼンや会議資料にも応用できると思いました。

相手が見て、見やすく・わかりやすく・伝わるようなメリハリのある資料作成を心掛け、活かしていきたいと思います。

セミナーの感想を一言でいうと「楽しかった」です。

チラシやPR資料作成などを含めたマーケティングの基礎やノウハウ的な講座を過去に受講したことがありますが、あまり楽しいと感じたことがなく、どちらかというと、難しい,,,大変だ,,,とネガティブな感想が多かった気がします。

講義が楽しいと思えたのも、講師の口調が聞き取りやすく、また、スライドの内容もわかりやすく、今、自分たちが悩んでいることの解決策に繋がったと感じたからだと思います。

商品やサービスの提供においても、お客様が「楽しい・嬉しい・良かった」などと思っていただけるような”役に立つ”商品を提供するために、今回学んだ基礎を活かしていきたいと思います。

(h.k 様)

事前提出した資料について添削頂けたことがとてもよかったです。

どのように変えるとより良い印象になるかがわかりました。また、何でも大きく記載すれば良い、という訳ではなく、特徴コピーを大きくしたり、色を変えて強調したりして、その他を少し控えめにする事などで、より際立たせる事が必要だと学びました。

メリハリをつけて、興味を持って頂けるような資料を作成できるように取り組んでみたいと思います。

添削に関して、ただ添削されるのではなく、初めて知るそれぞれの企業さんの事を丁寧に調べられた上で、その商品に興味を持ち、真摯に添削して下さったことが伝わりました。沢山の時間と労力をかけて、より良い物を作れる様に教えて下さろうという気持ちが伝わって嬉しかったです。ありがとうございました。

私は今まで資料のデザインには関わっておらず、知識も無いためこれから勉強が必要ですが、自社の事をユーザー様やご新規様に知って頂き、好きになって頂ける様に、取り組んでいきたいと思います。

(e.w 様)

現在使用している販促資料の添削をして頂いて、見違えるようになったことが印象的でした。今後に生かしていきたいと思います。

実際使用している資料を使用した添削など、他のセミナーには無い様なユニークな内容で、非常に為になりました。

(s.h 様)

チラシ作成の過程を通して、チラシ作成のみでは無く、プレゼン資料作成時にもいかしたいと考えております。

プレゼン中にどの様にして、企画内容に引き込めるかのヒントが多々感じられたセミナーでした。

セミナー中に先生が、タブレットとスマホを連動させながら講義している姿はかっこよかったです。

職務上、研究から商品開発へと繋げている業務を行っていますが、研究中は探索的な視点より取組むことが多いですが、商品開発の時はSWOT分析などを行い、レッドオーシャンを避けるようにしていました。

しかし、今回の先生のセミナーで感じたことは、ブルーオーシャンばかり目指すのでは無く、あえて、レッドオーシャンに行くことでも、様々な手法を用いて分析し、例えばチラシやプレゼン資料を作成すれば、今までレッドオーシャンであったことが、ブルーオーシャンに変わるのではないかと感じました。

チラシ作成のみでは無く、その過程のstep1、step2なども詳しく学んでみたいです。

(y.n 様)

印象に残った内容は、
1.価値感を変えることは可能なので「価値を伝えることは大切」
2.「良さそうから買う」という消費心理
3.文章を書く時に広告っぽくない書き方
4.顧客に共感をもたらすこと
5.顧客を大切にする気持ちをアピールすること

マーケティングとデザインはそこまで親密な関係とは思いませんでした。お話しを聞いた後、デザインは容器でマーケティングは中身だという理解でした。いくら綺麗な容器だとしても中身がないと買ってくれる人はいません。逆にいくら良いものだとしてもボロボロな容器に入れると顧客は視線さえ来ないです。どちらでも不可欠なものであります。それを理解できたらどのように応用するかは今後の課題で練習しかないと思います。

また、今までチラシ製作時に修正すべきかどうかが分からないことに対して、お話しを聞いた後に答えが出てきたと思います。デザインテキストに載せている規則などに拘泥しなく、顧客の悩みを自社特有の製品で解決できているかを原点にしてレイアウトを考えるという考え方でやってみたいと思います。

(u.c 様)

チラシの添削時に教えて頂いた事(セール内容は表面、わかりやすい言葉遣い、日本語でのセール案内)などは覚えてしっかりとやっていきたい。

印象に残ったのは、デザイン60点、内容60点のチラシを目指すという点。製品の内容、ユーザー状況、競合情報はこちらがしっかり把握している点を活かす。

デザインのプロに頼んでデザインが80点のチラシを作ってもマーケティングの中身が20点だったら売るのは厳しいとお話されていたのがとても印象的でした。

カタログを作る時はユーザーが今使っているもの、使っていることに対する不満点、こちらが提供する製品で解決できること等を考えて作っていますが実践はなかなか難しいことも感じています。

今回はセミナーでせっかく教えて頂いたので教えて貰ったことを今後は出来るだけ落とし込んでいきたいです。

(k.m 様)

今後の営業活動及び、チラシ作成の際に生かしたいと思います。とても参考になりました。

売れるためのマーケティング技術については、基礎さえも知らない部分が多く、「良さそう」というキーワードも含め自分のこれからに生かせる部分が多くありました。

今回のチラシデザインについて添削をいただき、今回のチラシ作成をおこなったのは自分ではないですが、添削いただいた内容を元にブラッシュアップしたチラシの作成できればと思います。

(n.m 様)

これから自社でチラシを作成する際、マーケティングを重視したチラシを作成する必要があると感じました。大変勉強になりました。

これからは具体的なターゲットを決め、マーケティングを取入れた戦略的なデザインでチラシを作成して行きます。

(青木順一 様)

印象に残った内容は、広告のデザインだけではなく、マーケティングもできていないと売れない広告だ、ということ。

ただ単に広告、チラシの良し悪しではなく、訴求できる広告に必要なマーケティングや自社の強み、SWOT分析等、多岐にわたる濃い講義内容だったので、今まで別個で考えていた事が全部繋がるのだと、再認識しました。

(西垣久仁彦 様)

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