マーケティング戦略講座

ネットを活用した10のマーケティング手法

基礎

インターネットを活用しないのは、日々機会損失しているのと同じ!

自社のホームページを持っている中小企業(従業員100〜299名以下)は、令和2年の統計で87.5%とのことです。しかし、会社案内程度の内容が多く、お金を産む様なホームページを持っている会社はまだまだ少ないのではないでしょうか。総務省の統計ではなぜだか100名以下の中小企業や個人事業者の数字は入っていない様ですので、それを含めると、87.5%もないのではないかと思われます。

インターネットビジネスに活用する方法としては、ホームページを持つことを思い浮かべますが、それだけではありません。メールやLINEを使ったメルマガなどのインフォメーションの配信、飲食店やサロンはその業界のポータルサイトに登録してそこから顧客を集めたりしています。食べログとか美容院、鍼灸師などの治療院系が多いですね。
このようなポータルサイトの活用もやったほうがいいと思いますが、やはり自社のサイトを持ってそれを中心に情報発信をして、お客様に知ってもらい、関係性を深め、商品やサービスを買ってもらう。そのような強力な武器を手に入れるべきだと思うのです。

ここではインターネットをどのように活用すれば良いのか、活用しなければなぜ損なのか、をお話ししたいと思います。

 

①市場が広がる

物理的な制約という壁がないため、商圏の拡大が可能となります。日本中、英語が堪能ならば世界中が市場となります。なおかつ、時間の壁も超えて、24時間、販売・販促活動が可能です。

 

②ネットで販売できる

インターネットで販売することは珍しくないのですが、実際に自社のECサイトを持っている会社はそんなに多くないと思われます。
楽天市場やAmazonなどのサイトに登録して、その場所でお店を出店することもできますし、自分で簡単にECサイトを構築できるサービスもたくさんあります。

 

③サービス業であれば予約を受けられる

物販だけではなく、サービス業であれば、予約の受付やお問い合わせ、予約状況や空席状況を伝えることで機会損失の回避ができます。

 

④自由に情報発信できる

食べログなどのポータルサイトなどでは文字数やページ数が決まってますが、自社のサイトであれば無制限です。手数料やマージンもかかりません。商品・サービスの情報を写真や動画、音声を使いながらかなり詳細に説明することができます。

複雑な文章や写真では伝わりにくいこと、例えば商品の使い方や料理の仕方や道具の使い方など目の前にお客様がいるつもりで動画を撮って説明をすることが可能です。しかしこのような使い方をしているサイトは非常に少ないと感じます。

 

⑤リアルタイムで情報発信ができる

お店の空室情報や在庫状況変化などを今現在の状況をリアルタイムで発信することができます。お店に空席がある場合や雨で天気が悪く客足が伸びない場合などは、「本日の何時から何時までは〇〇がお得な価格で購入できるキャンペーンを行いますので、すぐに来てくださいね!」などと言う情報を既存客や世間に広く発信することができます。
お店の混み具合の生中継、お弁当など商品の残り具合の生中継など、様々なアイデア次第で、お客様のニーズに応えて、売り上げを伸ばすことも可能です。

 

⑥情報の収集ができる

インターネットの双方向性を活用してお客様からの意見を吸い上げることも可能です。お客様へのアンケートや質問など投げかけ、お客様に答えていただく個人のお客様を対象にもできますし、不特定多数の大勢のお客様の意見を集めることも可能です。アンケートに答えてくださった方にはプレゼントや割引クーポンなどの特典をつけると効果的です。
お客様のご意見を伺い、それをもとに商品やサービスの改善改良を行い、新商品や新サービスの開発を行うことができます。

 

⑦既存顧客を固定客化できる

顧客とのコミニケーションや購買履歴に基づく個別の提案によって、お客様のロイヤリティーの向上が見込めます。
売って、その後のアフターフォローやアフターメンテナンスなど、リアルな世界ではなかなか大変ですが、既存のお客様は宝物と思って感謝を伝えて、良い関係をつなぐ必要があります。ネットだとコストも手間もかかりません。

 

⑧お客様の喜びの声を公開して信用を高める

お客様の声を集めて公開することによって信用を増すことができます。Amazonでもグルナビでも、ユーザーの声を確認して買い物をすることは日常化しています。

 

⑨お客様と1対1のコミュニケーションが可能

1人1台携帯電話を持つ時代です。あなたが発信したいメッセージをお客様へ一人ひとりに送ることができ、会話してコミニュケーションをすることも可能です。最近ではLINE BUSINESSを使ってお客様のご要望をお聞きしたり質問を受けたりできるので、定期的にキャンペーンのお知らせをしたり、かなり細かいコミニケーションが可能となりました。その様にして、お客様と関係性を深めるために活用できます。

 

⑩実店舗との連携で相乗効果を上げる

実店舗を持つ業種の方はインターネットとの共有が効果的です。
実店舗ではカタログをやパンフレット渡すなどしてネット販売に誘導します。

ホームページ側ではメールマガジンなどを活用し実店舗のセール情報や割引クーポンを発行して実店舗へ誘導します。
また、SNSを活用して個人のアドレスに様々な情報を送ることも可能です。

近年ではオムニチャネルと呼ばれる、企業と顧客の接触ポイントや販売経路を統合して、お客様へのアプローチを総合的に行う方法です。お客様にとっては、ネットで注文してお店で受け取れたり、お店で試着や司直をして、ネットから注文できたりと、利便性が向上し、商品の販売機会も増える可能性が高まります。
セブンイレブンや百貨店が活用していますが、今後は規模の小さな会社もオムニチャネル化が当たり前になってくると予想だれています。

 

 

ざっくりと、インターネットを活用するメリットやマーケティング手法をご案内しました。
インターネット上では新しいサービスや新しいSNSが今も誕生しています。広報活動はこれらを組み合わせ、アイデア次第でいろんな売り方や集客の方法の可能性があります。

昔は大企業でなければできないことが、今では個人事業者でさえも同じ様なことができてしまう環境が既に用意されています。
これまでと同じビジネスモデルに固執していないで、新しいチャレンジをし続けることが大切です。

私たちもインターネットを駆使した販売促進の戦略やツールをご提案しています。
お気軽にご相談ください。

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