レイアウトのポイントは様々ありますが、体系的にまとめてくれている良書をご紹介します。
ノンデザイナーズ・デザインブック
Robin Williams (著), 吉川 典秀 (翻訳)
この本ではレイアウトのポイントは4つあると言っています。
1 「近接」
2 「整列」
3 「反復」
4 「コントラスト」
1 「近接」は情報をまとめて、グループ化するという意味です。
素人さんのレイアウトは要素がばらばらしていて、とっ散らかっている部屋みたいです。散らかっている情報を、グループ化して仕分けする。重要なものは何かをはっきりさせることです。
2 「整列」はそろえること。
グループ分けすることを「整理」だとすれば「整列」は「整頓」する事だと言えるでしょう。グループ分けは意味的な作業ですが、「整列」は視覚的にすっきり見せるための作業です。
3 「反復」は繰り返す事です。
同じ書体を繰り返す、同じ色を繰り返す、同じパターンや同じ要素を繰り返し使用する。そうする事によって「一貫性」を表現するのです。
4 「コントラスト」は大・小、広い・狭い、明るい・暗い、など差を付けて変化を付ける事によって、メリハリを出す事です。
素人さんのレイアウトで一番ありがちのはメリハリがないレイアウトです。一目でわかります。全体に要素がちりばめられていて、何が重要なのか、どこに目をやっていいのかわからない状態になっています。
レイアウトの4つのポイントを押さえるだけで
「情報がグループ化されて、ぴしっとそろっていて、一貫性があり、メリハリがある。
このようなレイアウトができるのです。
これは知ってしまえば誰にでもできます。みんな知らないだけなのです。
ノンデザイナーズ・デザインブックは世界でも有名な本なのでお勧めします。作例がすべて英文なので、ピンとこない方もいるかもしれませんが、基本は同じです。
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