デザインのうら・おもて、まんなか

価値を伝えるには?

 

前回の続きみたいな感じです。

そもそも価値ってなんだろう?って朝から考えていたんですけど。

 

私の見解としては、そのものが持つ良さ。希少性。独自の持ち味。歴史と今と将来性…といったところかなと思っています。そして、価値とは受け取る人や世界によって、その内容や重さが変動するものだと思います。

 

人が「価値がある」って思うものって、=好き、役に立つ ものですよね。
いいな、好きだな、使えるな、役にたつな、必要だな、って思えるものに、人はお金や時間を使う。
つまり価値は人の個々の心や環境と連動している。
誰かにとって価値のあるものが、他の誰かにとっては価値がないってことも往々にしてあります。

 

あと、価値ってわかりずらい。
そのものについて良く知らないとわからないし、知らないことを知るのってなかなか時間がかかります。
情報を集める、その情報を読み込み理解する、他の似ているものと比べる…
すでに結構興味があるか、仕事じゃないとそんなことしないですよね。
では価値を伝えるにはどうすればいいか。

 

まず、見る人が頑張らなくても、
すばやく・簡単に・思わず・価値を感じて貰えるように、伝わるように、
わかりやすく提示=デザインする。
更には、価値は人によって変動しがちなので、
ターゲットをしぼってそこに響くようなものにすることも重要です。

 

今回広告を作る時にも社長に言われました。

「まず見てもらえるのは一瞬〜数秒。
 そのわずかな時間にいかにキャッチできるかが大事。」

「情報だけではキャッチするのが難しい。だからデザインが必要なんだよ」

情報って同業他社とどうしても似通ってきてしまいますもんね。
そこで、デザインで差別化し、情報だけではキャッチできないところをデザインでキャッチする。パッと見て、イメージを感じとって貰って、いいかも、って思ってもらえたら内容を読んでもらえる。

 

内容を咀嚼するのに時間はかかっても、イメージを「感じる」のって一瞬で済みます。だからわかりやすく引きつけることができるし、その一瞬で、そこに止まってもっと見るか、次に行ってしまうかっていうのも決まる。
見かけだけで判断しちゃいけないって理性で考えることができても、感情は見た目のイメージに引っ張られがちです。一瞬だから特に。
また、一度持ったイメージって良くも悪くも結構強く残るんですよね。
効果的だからこそ、その分慎重に扱わないといけないもの。
そういう意味でも、デザインはしっかり考え抜く必要があるんだろうな…。

 

似ているものが溢れている世界で、他との差別化を計り、価値を知ってもらう。
そのためには、デザインで良いイメージを感じ取ってもらって、それをきっかけに詳しく知ってもらう。
知ってもらって、そのあとで合う合わないはもちろんありますけど、知ってもらわないことには、購入を検討さえしてもらえない。→売り上げがたたない。
遠いように見えがちだけど、経営とデザインってとても密接な関係だなーと思います。

 

せっかくの価値も、伝わらなければ意味がないし、すごくもったいない。

人は価値を感じたらお金と時間を使うから、経営が潤うし、経済が回って国や人が潤うし、もっと良いものが生み出されることにもなる。

そんな健全で良い循環が世の中にもっとたくさん生まれるといいのにな。
そして私は、その循環のひとつの歯車なデザイナーとして社会に関わっていきたいなと思います。

 
いつもよりも当社比熱めに書いてしまいました。
今日は、私がその存在にとても価値を感じている方のお誕生日だったので。
生まれてきてくれて、そこでがんばっていてくれることに、でっかい感謝。
今年もどうぞ健やかに、幸せでありますように。

 

 

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