私たちが考える「デザイン」とは

私達のいう「デザイン」は、形や色だけのデザインを指すものではありません。 たとえば商品の販売促進のために、雑誌広告とチラシの作成を依頼されたとします。私達はまずデザイン賞を取るような「カッコイイデザイン」を作るということよりも、「売る」という目的を達成するためを第一に考えます。クライアントからいただいた原稿やコピーも、それで正しいのかもう一度再考し、こうすればもっと良くなりますよとご提案をする。もしかしたら雑誌広告を打つのをやめて、ダイレクトメールを作ったほうが売れるのではないかということまで再構築する事もあります。私達もデザイナーですから「カッコイイ」デザインが大好きです。デザイン賞なんかももらったら嬉しいと思います。しかし目的を達成できないデザインであるならば、どんなに美しくてもそれは私達の言うデザインではないのです。

それではこの会社ではかっこいいデザインを作ることができないのでしょうか?いえいえ、デザインのクオリティは厳しく要求されます。それこそが一般のプランナーやプロデューサーではできない専門職の部分であり、大きな武器だと考えていますから。

「カッコイイビジュアル」を作れるのは、デザイナーなのだから当たり前であって、「効くデザイン」を提案できるためには造形感覚が良いだけでは成り立ちません。マーケティングの知識、コピーのセンス、心理学、社会学、経済、歴史、コミュニケーション能力など様々な能力が必要です。それらの力と造形的センスの力の両輪が必要だと考えています。