ご準備いただくこと

ご依頼いただくにあたって、ご準備していただきたいことをまとめました。

デザインの目的を明確に

様々なデザインをご提供していますが、それらは目的を達成させるための手段であり、道具だと思っています。

「かっこいいデザインが欲しい」「私の好みに合わせて作って欲しい」「社長の好きな色は青なので、青を使ってデザインして欲しい」などといったオーダーをされる方がいます。その通りにデザインするのはとても簡単です。楽チンです。私たちが自分で考える必要はないからです。

しかし、本当は「会社の売り上げを上げたい」「イメージを良くしたい」「お客様に好きになっていただきたい」ということのほうが、企業としての目的なのではないでしょうか。

クライアント様の好みはもちろんお聞きしますが、それが目的にそぐわない場合は、違ったデザインをご提案する場合がございます。まず、作るデザインによって、どういう結果を得たいのか、目的は何なのかということをはっきりさせていただき、ご依頼ください。

原稿のご用意について

文字の原稿はテキストデータで

文章の原稿はテキストデータでご提供ください。こちらで文字打ちが必要になる場合は、打ち間違えがないか等のチェックも含め、追加の作業が発生するため、手数料がかかります。

● テキストデータ形式【Windowsの場合】

Microsoft社のWord、Excel、Powerpoint、メモ帳、PDF(テキストのコピーが可能なもの)
その他、テキストデータであればたいていは大丈夫です。

● テキストデータ形式 【Macの場合】

Apple社のPages、Nambers、Keynote、テキストエディット、PDF(テキストのコピーが可能なもの)
その他、テキストデータであればたいていは大丈夫です。

写真の原稿は適切な解像度で

写真原稿として画像データをいただく際は、解像度が高いデータのご用意をお願いします。
また、ピントがボケている、ブレている写真につきましては修正ができませんのでご留意ください。

● オフセット印刷の場合

使用する原寸の大きさで350dpi必要です。例えばパンフレットで使用する写真の大きさが横10センチ縦10センチだとすると、写真のデータの重さは約5.5MBほどが目安です。
最近のデジカメですと設定にもよりますが、3MBの重さで横20センチ縦30センチくらいは可能です。

● インクジェットプリントの場合

展示会のバナー、のぼりなどの大型のプリンターはほとんどがインクジェット出力になります。使用する原寸の大きさで200dpi必要です。
最近のデジカメですと設定にもよりますが、3MBの重さで横38センチ縦50センチくらいは可能です。

● ホームページの場合

使用する原寸の大きさで72dpi必要です。ネットでの解像度は低めでかまいません。デジカメであればたいていは解像度は足りています。
データではなく、プリントの場合はお送りくださればスキャンいたします。その場合、スキャニング料金(1枚3000円〜)が発生いたします。

写真、イラスト、デザイン、コピ−、動画、音声などの著作権

ご提供いただく原稿の著作権はクリアになっていますでしょうか?

著作権の問題はまだまだ日本でもあまり真剣に考えられていない印象があります。原告から裁判を起こされますとほとんど勝てませんし、損害賠償もばかになりません。一番悪影響を及ぼすのは、企業としてのイメージが損なわれることです。信用はお金では買えません。

著作権を侵害していると判明した時点でご報告させていただき、代わりのものをご用意していただきます。

著作権に関して」をご覧ください。

ご予算について

何事にもお金は必要です。しかし当然キリなくお金を使うわけにいきませんので、予算があると思います。

デザインの仕事は物の販売ではないので、予算に応じた分だけをご提供することも可能です。こちらも事前に予算をお聞きしておかないと、どこまでを期待していらっしゃるのかがわからず、期待値とずれたご提案をしてしまう可能性がございます。

お支払いできる範疇でご提案する、段階を踏んで進める、お支払いを分割で、など、クライアント様に応じた方法をとっていきたいと思います。

よく言われるのは「デザイン料金はどの位なのか見当がつかない」ということです。デザイナーとのおつきあいが少ない方だけではなく、たくさんのデザイナーとお取引のある方でさえ判断が難しいようなのです。それは、デザイン料金に関してはデザイナーにより様々な価格が設定されているためです。

ですからクライアント様一人ひとりの価値観とご予算をお伺いして、弊社ができる範囲を確認し、お互いに気持ちよく信頼し合える関係でお仕事を進めていきたいと思うのです。

コストを抑えるポイント

限られた予算の中ですので追加の費用が発生しないように、いかに無駄なく効率良く、そしてお互いに気持ち良く進めていくか、ポイントをご説明いたします。

2度手間にならないように

最初のお打ち合わせで確認した方向が途中で変わってしまいますと、やり直し、または遠回りになってしまいます。場合によっては追加料金が発生してしまう場合がありますので、はじめにご確認をお願いいたします。

決裁者とのスケジュール調整、段取り、擦り合わせ

途中で方向が変わってしまう主な原因として、担当者様は良いと思って進めていたけれど、上司や社長が気に入らなかった、という場合です。

「上司の好みでないのでもう一度やり直してください。それも無料で。もちろんスケジュールは変わらず急いで。」…こんなひどいケースは最近はありませんが、可能であれば決裁者様と直接、最初の打ち合わせをさせていただいています。

スケジュールは余裕をもって

最初のお打ち合わせから納品までには、原稿作成の時間・デザインの時間・チェックの時間・印刷物であれば印刷の時間がかかります。できるだけ早めにご相談いただければ、スケジュールの調整がしやすくコストを抑えることもできます。

「途中からやっぱり急いで仕上げて欲しい」というご相談は、事情もあるとは思いますが特急料金が発生する場合がございますのでご了承願います。

こちらで作業すると追加料金が発生します

「欲しい写真がみつからないのでフリーデータから探して欲しい」、「うまく文章が書けないので代わりに書いて欲しい」などのご相談をお受けする場合があります。その場合はこちらで作業する料金が発生いたしますので、できる限りご自分で原稿を揃えていただけますとコストを抑えることができます。

デザイン料の考え方

デザイン料とは高いものなのでしょうか?

デザイン料金はデザイン会社によって違います。同じようなものを制作していても信じられないほど安いものもあるし、逆に考えられないほど高いものもあります。デザイン業界の料金体系は非常に曖昧で漠然としていると私たちも思います。

デザインへの投資から見る利益の比較

投資額と売り上げの比較をした例を考えてみましょう。例えば、Aさんはデザイン料を50万支払ってホームページを制作し、そのホームページから毎月10万円の利益が生まれたら、このデザイン料は高いでしょうか安いでしょうか?

一年後を比較してみればAさんは120万ー50万で70万円の利益、Bさんは36万ー10万で26万円の利益で、Aさんの方がたくさん儲けたけど、利益率はBさんの方がいいね、ということなのでしょうか。確かにそう見えますが実はもっと重要な大きな差があるのです。

イメージや信頼性はお金をかけたAさんの方がBさんのホームページよりも格段に良いはずです。そのようなホームページは認知されていくに連れて売り上げも伸ばしていきます。売り上げが上がれば、それを資金にして、さらに次の一手を打つことができます。

質の低いホームページは認知されるにつれ、売り上げを落としていきます。なぜならば悪いイメージが継続的に公開され、競合他者が差をつけようとして努力してくるからです。印象の悪いホームページは下りのエスカレーターに乗っているようなもので、企業イメージも時間とともに陳腐化していきます。そもそも印象の悪い差別化されていないホームページは認識もなかなかされません。 会社の経営資産をどこにどう投資するのか、経営者の考え方の違いだと思います。

ノイエでは価格表を公開しています

価格表を公開しているデザイン会社は多くありません。弊社も今まで価格表は公開していませんでしたし、できませんでした。なぜならデザインの仕事はクライアント様ごとのオーダーメイドであり、手間も時間も全て違いますので、一律いくらといった価格表は作成できなかったのです。そのこと自体は現在でも変わっていません。

しかしお客様の立場になってみれば、値段がわからないのに検討できないし、問い合わせも面倒だし…。と、お客様に対して不親切だったと反省いたしました。

そこで、だいたいこういった内容だとこのくらいの価格です、といった参考資料を作成しました。そうすることで競合他社と価格だけで比較されてしまうかもしれませんが、「価格」ではなく「価値」を比較していただき、お声をかけていただければ嬉しく思います。実際、弊社よりも高いデザイン会社はいくらでもあります。相場としても、そんなに高い価格ではないと思います。

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