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「儲かる」会社になりましょう

お金を儲けることは悪いことだという意識って割と気持ちの中であると思います。

「金を儲けたい」「儲けさせて」「儲けのためにやるのか?」「儲け次第だね」

こんなふうないわれ方をすると悪い奴のセリフという気がしませんか。

「儲けはなくていい」「儲けは考えていません」「儲けのためにはやりません」「お金じゃないよ」

このセリフはかっこいいと感じますね。まるで儲けることは悪いことのようで、それを否定しているからかっこ良く感じます。

しかしこのような人は儲からないのです。潜在意識が儲けることは悪いことだからしたくないと指示をしているからです。

僕は儲からない人がイコール良い人とは思っていませんし、もちろん儲ける人が悪いやつなんて微塵にも思っていません。悪い方法でお金を儲ける人が悪いやつなんです。ユニクロやアップルを見ても、あの会社の製品は優れていて人に喜ばれています。人に喜ばれているからみんな喜んでお金を払います。
ユニクロであれば、「こんなにいいものをこんなに安く提供してくれてありがたい。」アップルなら、「このiPadはすごい!5万円でも価値がある。仕事や生活を素晴らしく改善させてくれてハッピーになれる。」と言う人が大勢いるので、儲かるのです。

上手に経営すれば「儲かる」のです。「儲ける」のとは違うのです。

「儲ける」というのは自分の欲のためにお金を手に入れようとする行為で、「儲かる」というのは人の幸せのために努力して、その結果お金が入ってくることを言うのだと思います。人のために努力が足りなければ「こんなモノいらないよ」といわれて誰も買ってくれませんし、品質の割に値段が高いと「高いので買わない」となってお金は入って来ません。僕が小さな会社の経営を見ていていつも感じているのはせっかく良い物を作っても、良いサービスがあっても、それらを「よさそう」と思ってもらう方法が下手だなあ、ということです。

さきほどユニクロの製品を「こんなにいいものを」と書きましたが、「こんなにいいものだと感じさせてくれるもの」と言う方が正確でしょう。実際、ユニクロの品質は「値段の割に良い」程度ですが、これもユニクロの経営努力の賜物なのです。「どこで作れば安くできるか」や「どう見せればかっこ良く感じてもらえるか」といったブランドやデザインのことも含めて品質です。そこらへんをすべてユニクロは計算しています。だから「こんなにいいものをこんなに安く提供してくれてありがたい」と「感じさせてくれる」から儲かるのです。

デザインやマーケティングは製品やサービスの魅力を伝えるための技術です。これらを知らないと儲かりません。だって必要性も魅力も感じてくれなければお客さんだってお金を払う理由がわかりませんから。必死になって製品やサービスの魅力を伝える努力をしている会社に負けてしまうのです。会社の規模は関係ありません。「儲かる」会社になりたいものです。

デザイン経営
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熊谷淳一

熊谷淳一

株式会社ノイエ 代表取締役。デザインで経営を伸ばす経営コンサルタント・クリエイティブディレクター。デザインは第5の経営資源としてデザイン経営とマーケティングの研究にいそしむ。 お酒、書と陶芸が好き。 尊敬する人は岡本太郎。
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